上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

映画ハ行

『ハロー!? ゴースト』

헬로우 고스트 生きることに絶望した青年に、数人のゴーストが憑く。青年はゴーストらを成仏させるために、彼らの願いを叶えていく。 ハロー!?ゴースト(字幕版) チャ・テヒョン Amazon コメントしにくい映画である。 ポジティブに捉えた人らはおそらく、…

『ペリフェラル-接続された未来-』

The Peripheral 説明しようとするとややこしい世界だ。 時は西暦2032年。主人公はアメリカ合衆国のド田舎で暮らす女子フリン。生活は苦しいが、VRゲームはとてもうまい。ある日、多額の報酬と引き換えにあるゲームをプレイすることになる。 ここからはネタバ…

『8番目の男』

人間ドラマ 韓国初の陪審員による評決を再構成した映画。陪審員は8名。8番目に選ばれた青年が、周囲の思い込みを変えていく。 被告人は、母を手にかけた容疑で逮捕された中年男性だ。彼は義手を装着していて、働いていなかった。家は団地で、かなり貧しかっ…

『ザ・ファブル』

The fable 生ける伝説みたいな殺し屋・佐藤明がフツーの生活を送ろうと試みるが、反社勢力の内部抗争に巻き込まれる。2019年 日本 縛りプレイ ある日、明はボスに言われる。一年間、フツーの生活を送れ、と。殺しは一切なし、と。そして、大阪のある会社を頼…

『ホワイトハウス・ダウン』

White House Down ホワイトハウスがテロリストに襲撃されて占拠される。監督:ローランド・エメリッヒ 出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス、マギー・ジレンホール2013年アメリカ ヒーロー 元軍人のジョン・ケイルは下院議長の護衛をしてい…

『Fukushima 50』

フクシマ フィフティ 2011年3月、大津波の被害に遭った福島第一原子力発電所。現場の人たちは原発被害を最小限に食い止めるべく、命を賭して奮闘した。タイトルのフィフティは、50人もの東電の人々が事故の対応をしたからである。 2020年の日本映画 はじめに…

『ボヘミアン・ラプソディ』

■序『ボヘミアンラプソディ』の上映期間中、知人らに映画館で観たほうがいいよと言われていたにもかかわらず、どうにも気が向かなかった、というか、足が向かなかった。評価されているのはわかっていたものの、足を運ぶ気になれなかったのは、そもそもフレデ…

『フレンチ・コネクション2』

◼️1975年 アメリカ ◼️監督 ジョン・フランケンハイマー ◼️主演 ジーン・ハックマン ◼️COMMENTSタイトルを見ておわかりの通り、『フレンチ・コネクション』の続編である。カーチェイスが鮮烈な印象を残す前作とは打って変わって、本作品ではジーン・ハックマ…

『フレンチ・コネクション』

■1971年 アメリカ ■監督 ウィリアム・フリードキン ■出演 ジーン・ハックマン ロイ・シャイダー ■COMMENTS原作はノンフィクション小説。60年代にニューヨーク市警の刑事が大量の麻薬を押収した、実際のある事件がもとになっている。 流れだけを見ると、なん…

『ハート・オブ・ウーマン』

■2000年のアメリカ映画■監督 ナンシー・マイヤーズ■出演 □メル・ギブソン□ヘレン・ハント■COMMENTSラスベガスのショーガールの愛息ニック。特殊な環境で育った彼は長じて、女心のわからないプレイボーイになる。鼻持ちならない金持ち、派手な私生活。女好き…

『ハイ・クライムズ』

■2002年のアメリカ映画 ■監督 カール・フランクリン ■出演 □アシュレイ・ジャッド □モーガン・フリーマン □ジム・カヴィーゼル ■COMMENTS いきなり子作りに励むシーンから始まった。周りに子供がいなくて、良かった。何度こういったシーンで慌てふためいてリ…

『運び屋』

■COMMENTS■ ぼくの見方が悪いのかもしれないが、個人的な感想ということで言わせてもらうと、イーストウッド、老けたなー、と。 ずいぶん前からリアルおじいちゃんだったけれど、本作品冒頭で目にしたときは、あまりの枯れ具合に正直戸惑った。 まさに時代に…

『ブレイク・ビーターズ』

ブレイク・ビーターズ(字幕版) メディア: Prime Video 感想 ダンス映画と言われて、何を思い浮かべるか。ケヴィン・ベーコンのやつ? トラボルタ? 役所広司? ぼくはダンスと言うと、映画より、TV番組のほうを強烈に記憶している。それは、元気が出るテ…

『ハドソン川の奇跡』アメリカ/2016年

ハドソン川の奇跡(字幕版)発売日: 2016/12/22メディア: Prime Video サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、鳥の群れを巻き込んだことでエンジンが停止した旅客機を、ハドソン川に不時着水させた。犠牲者はゼロ。当初マスコミに英雄扱いされるけれど、風向…

『ファイナル・アワーズ』

2013年 オーストラリア あと数時間で地球が滅亡するとしたら、みなさんは何をしますか?最期を見届けるか、目を背けるか。一人で過ごすか、大切な人と迎えるか。ひじょうに難しい問題だが、ぼくの場合、きっとなんとなく過ごしてしまうのだろうな、と。なん…

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

1985年 アメリカ 昨日(6.12.2020)に金曜ロードSHOW!で放送されていた。視聴者リクエスト企画である。良作は時代の波に浚われることがないのだろう。 重箱の隅をつつくような、性悪な視聴態度の自分ではあるが、こんなに楽しませてくれる映画を作ってくれた…

『ビニー/信じる男』

事実に基づく… COMMENTS 元IBF世界ライト級王者のビニー(マイルズ・テラー)は、WBC世界スーパーライト級のタイトルマッチに挑む。 相手はロジャー・メイウェザー (那須川天心と戦ったメイウェザーの叔父) ビニーは苦労しつつも減量をパスすると、試合の前夜…

『ベスト・オブ・メン ~人間の最高~』

COMMENTS 時は1948年。舞台はイギリス。ルートヴィヒ・グットマンはドイツから亡命してきたユダヤ系の医師だ。彼はある病院に赴任する。医療から見放された兵士たちが収容される病院である。兵士たちは脊髄を損傷していて、歩くことができない。鎮静剤などを…

『僕はラジオ』

実話に基づいた物語。 舞台はサウスカロライナの田舎町。高校のアメフトコーチと障害を抱えた青年・ラジオとの交流を描いた、いわゆる感動モノである。 COMMENTS ハロルド(エド・ハリス)はハナ高校でアメフトのコーチをしている。熱心で、厳しい指導者だ。…

『パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画』

COMMENTS ミッキー(グレッグ・キニア)は保険のセールスマン。そこそこ成績をあげている営業マンなのに、金はない。 妻(リー・トンプソン)とは別居中で、宿泊費はかさみ、カードは限度額ぎりぎりまで使っている。現代人にとっては、絶体絶命。普通なら質素倹…

『50/50 フィフティ・フィフティ』

COMMENTS アダム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、シアトルのラジオ局で働いている。 ある日、腰の痛みを感じて診察を受けると、医師から癌と告げられる。重病である。『癌』イヤな漢字だ。形そのものが禍々しい。アダムは酒もタバコもやらない。それでも…

『ボルベール<帰郷>』

『ボルベール』は『オール・アバウト・マイ・マザー』の監督脚本、ペドロ・アルモドバルによる2006年のスペイン映画。本作品でも、監督と脚本を担当している。脚本は実に巧みで、『オール・アバウト~』を彷彿とさせるものがあった。物語も、まだまだ捨てた…

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

COMMENTS メキシコからアメリカへの密入国は社会問題となっている。密入国を仕切っているのはメキシコの麻薬カルテルだ。社会問題の陰に麻薬カルテルあり、である。カルテルはメキシコ社会・市民の生活と密接に絡み合っている。 CIAのマット・グレイヴァー(…

『パーフェクト・ワールド』1993 アメリカ / 監督 クリント・イーストウッド / 脚本 ジョン・リー・ハンコック / ケビン・コスナー

懐かしの映画。当時、ケビン・コスナーの勢いはすごかった。説明するのが大変なぐらい色んな作品に出演している。イーストウッドの活躍は言わずもがなだ。 『パーフェクト・ワールド』の脚本はジョン・リー・ハンコック。彼がのちにマイケル・キートン主演『…

『バットマン』1989 アメリカ / 監督 ティム・バートン / マイケル・キートン×ジャック・ニコルソン

※記憶が定かではないので、印象で。誤りがあったら申し訳ございません。 COMMENTS 『Batman』との出会いはあまりいいものではなかった。中学生だった自分は近所のレンタルビデオ店で、パッケージを読み漁るのが好きだった。当時は旧作を一週間も借りることは…

『蛇のひと』2010 日本 / 監督 森淳一 / 脚本 三好晶子

第2回WOWOWシナリオ大賞受賞作WOWOWで放映されたドラマだが、1週間ほど劇場公開もされているらしい。 ジャンルはサスペンス。 主演は永作博美さん。本作品では、小規模な商社のOL(営業事務)を演じている。 COMMENTS ある日、彼女が出社すると、部長の自殺…

『本能寺ホテル』2017 日本 / 監督 鈴木雅之

COMMENTS タイトルが面白かったので視聴。ジャケ借り、みたいなノリです。 主演は綾瀬はるかさん。冒頭から京都を歩き回る。町並みがそこはかとなく時代を感じさせる。 作風はコメディで、軽い。その軽さがテンポの良さと相まって、(当初は)心地よかった。現…

『ペコロスの母に会いに行く』2013年 日本 / 監督 森崎東

COMMENTS 赤木春恵さんの遺作である。当時88歳。認知症の女性みつえを演じている。 タイトルにあるペコロスとは、小型の玉ねぎのこと。劇中では、みつえの息子雄一(岩松了)の頭に対するメタファーとして使われる。わかりやすく言うと、てっぺんに毛がない磯…

『母なる証明』2009年 韓国 / ポン・ジュノ

COMMENTS 不気味なほど思考力の乏しい青年・トジュン。彼は母と暮らしている。母はトジュンを溺愛している。くどいので、息子のほうは疎ましく思っている。仕事はしていない。悪友と遊んだり、ほっつき歩いたりして無為に過ごす。だがトジュンには無為・徒労…

『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』2016年チェコ・イギリス・フランス / 監督 ショーン・エリス

COMMENTS ナチス・ドイツ占領下のチェコ。反乱分子抹殺のため、ナチス親衛隊の大将が送り込まれる。名は、ラインハルト・ハイドリヒ。“プラハの虐殺者”と呼ばれる男である。 イギリスのチェコスロバキア亡命政府の命令により、二人の男がパラシュートでチェ…