上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

本2019/10/31-

『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資』

毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資 作者:太田 創 かんき出版 Amazon 1 本書では、S&P500やダウのインデックス・ファンドをiDeCoや積立NISAを使って運用することを推奨している。つまり、低コストのインデックス・ファンド…

『バビロンの大富豪』

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか 作者:ジョージ・S・クレイソン グスコー出版 Amazon 1 庶民が豊かに生きるには、よく働き、幾らか貯金し、余剰金を投資に回してお金を殖やすという、当たり前と言えば当たり前のことをしていく…

『インデックス投資は勝者のゲーム』

インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法 作者:ジョン・C・ボーグル パンローリング株式会社 Amazon 1 作者はバンガード・グループの創業者である。 主張はハッキリしている。 『株式市場全体を、コストの低いインデックス・ファ…

『諏訪・安曇野殺人ルート』

諏訪・安曇野殺人ルート 十津川警部 (光文社文庫) 作者:西村 京太郎 光文社 Amazon 1 みなさん、西村京太郎という作家をご存知でしょうか? ぼくは名前しか知りませんでした。 膨大な量のミステリーを執筆され、数多の作品がドラマ化されましたが、個人的に…

『投資の大原則』

感想 本書を手にすれば、偉い人の正しい意見に粛々と耳を傾けているかのような読書体験を得ることができる。 入門書、指南書なので、投資に興味のある人なら、がんがん読んでいける。難しいことは書かれていない。 個々の細かい疑問を解決するには、また調べ…

『果つる底なき』

果つる底なき (講談社文庫) 作者:池井戸潤 講談社 Amazon はじめに 本作品は江戸川乱歩賞受賞作であり、ドラマ化されている。元銀行員・池井戸氏のデビュー作でもある。主人公は支店銀行員・伊木。彼には後年、作者が生み出す半沢直樹に通じるものがある。 …

『永遠の0』

永遠の0 作者:百田尚樹 太田出版 Amazon はじめに 司法浪人の青年と、フリーライターの姉が、零戦パイロットだった祖父の軌跡を追う。 祖父は太平洋戦争で数多の戦地を飛び回った挙げ句、終戦間際に特攻を命じられて散った。 姉弟(視点は弟)は祖父の戦友…

『敗者のゲーム』

はじめに 投資関連の本としては、かなり有名だが、個人的には『ウォール街のランダム・ウォーカー』のほうが、読みやすいというのもあり、何かにつけて手に取ることが多い。 本書は多くの紙面を、運営機関とそれを利用する大口の投資家について割いているの…

『漫画 バビロン大富豪の教え』

漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 作者:ジョージ・S・クレイソン,坂野旭 文響社 Amazon ブックオフで見かけたので買ってみた。 漫画ということで、活字より情報量は多くないが、まっすぐな訴えをど真ん中に投げてくる…

『ウォール街のランダム・ウォーカー』

有名な投資本 筆者の訴えは実にわかりやすい。 要約すると まず、人は未来を予知することができない。未来はランダムである。デイトレーダーは相場に裏切られて大抵、退場を余儀なくされる。チャートやファンダメンタル分析も意味はない。それらの手法を駆使…

藤本ひとみ『ウィーンの密使 フランス革命秘史』講談社

ウィーンの密使 マリー・アントワネットはハプスブルク家の出身である。兄は神聖ローマ皇帝ヨーゼフ二世。母は女帝マリア・テレジア。神聖ローマ帝国消滅前夜の激動の時代である。 オーストリアの青年貴族ルーカスは祖父の仕えるトスカナ大公レオポルト(後の…

竹中幸史『図説 フランス革命史』河出書房新社

感想 フランス革命は壮絶である。人間の最良の部分と邪悪さがぶちまけられているようで、見てはいけないものでも見るような感覚に陥る。革命には多くの血が必要なのだろう。 本書は図説とあるが、本文でもしっかり解説してくれているので、フランス革命に興…

佐藤賢一『フランス革命の肖像』集英社新書

肖像画 フランスには画家がたくさんいる。しかも、世界の最先端である。見ていて、飽きることはない。彼らは写真がない時代、激動の時代に、事件を描き、民衆を描き、偉人を描いた。 肖像画は美化されていることが多いけれど、その人の持つ雰囲気などは細か…

皆川博子『死の泉』早川書房

Der Spiralig Burgruine はじめに 第二次世界大戦末期から戦後にかけてのドイツ。物語は三部構成になっている。第一部で描かれるのは、マルガレーテの出産と結婚、家族。第二部では、敗戦でバラバラになったマルガレーテの家族や元貴族の恋人。第三部では、…

山﨑圭一『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』SBクリエイティブ

一度読んだら絶対に忘れない… 教科書より平易に書かれた入門書。歴史の入門書ではなく、世界史という教科の入門書。 流れ 歴史の勉強は一旦流れをつかめば、すんなりいく。本書では、流れが把握しやすいように書かれている。世界史は数珠つなぎにして学べ!…

安達正勝『死刑執行人サンソンー国王ルイ十六世の首を刎ねた男』集英社新書

死刑執行人サンソン ムッシュー・ド・パリ パリの死刑執行人は、ムッシュー・ド・パリと呼ばれた。一家は不可触賎民としての扱いを受け、社会から隔離された。婚姻は基本的に、死刑執行人の家系同士で行われた。 サンソン一族 ルイ十六世の首を刎ねたのは、…

佐藤賢一『傭兵ピエール』集英社

傭兵ピエール 簡単に言うと 傭兵隊長ピエールがオルレアンの乙女ことジャンヌ・ダルクを扶け、救おうと試る物語。 ピエールと傭兵集団 傭兵は戦時こそ雇われて戦うものの、平時は強盗団にもなり得る。物語の舞台である15世紀のフランスにおいても、それは変…

皆川博子『聖餐城』光文社

感想 17世紀初頭、神聖ローマ帝国と、その領邦であるボヘミア王国は宗教的な対立から戦争に至った。前者はカトリックであり、後者はプロテスタントだ。戦火は次第に周辺諸国とその野心を巻き込み、甚大な被害をもたらせた。人々はそれを三十年戦争と呼ぶ。三…

小野不由美『白銀の墟 玄の月』新潮文庫/感想

本作品は、十二国記シリーズの最新作。戴に戻った泰麒と、失踪した王を探す臣ら、それからその王と謀叛人を巡る、重厚なファンタジーである。 白銀の墟 玄の月 十二国記 1-4巻セット メディア: セット買い 始まりはすこぶる暗い。国は荒れ、絶望的な状況であ…

半沢直樹シリーズ6年ぶりの新作

■紹介■ 新作は、半沢が東京中央銀行大阪支店にいたころの話である。支店長は浅野、と言ったら、ピンとこられる方もいるだろう。あの浅野支店長である。 タイトルは 『半沢直樹 アルルカンと道化師』 9月17日に発売される(予約可) 半沢直樹 アルルカンと道…

『この世の春』宮部みゆき / 新潮文庫

この世の春(上) (新潮文庫)作者:みゆき, 宮部発売日: 2019/11/28メディア: 文庫 作者は、宮部みゆきさん。 たまたま本書が家にあったから、読んでみた。謎が謎を呼ぶ展開なので、読書スピードは日に日に加速した。つまり有意義な時間を過ごすことができた。 …

『教場』長岡弘樹 / 小学館文庫

『教場』 警察学校を舞台とした作品。 目次第一話 職質第二話 牢問第三話 蟻穴第四話 調達第五話 異物第六話 背水エピローグ 感想(ネタバレ) 本作品は連作であり、一話ごとに主人公(視点)が異なる。彼らの共通点は、風間教場の生徒であること。 風間が受け持…

『アンガーマネジメント入門』安藤俊介 / 朝日新聞出版

目次(抜粋) 第1章 なぜ、人は「怒り」にふりまわされるのか?第2章 「アンガーマネジメント」の仕組みを知る第3章 まずは、「なりたい自分」をイメージする第4章 カチン! ムカッ! ときたときの感情の抑え方第5章 記憶することで「怒り」を「見える化」する…

『多動力』堀江貴文 / 幻冬舎文庫

『多動力』 楽しく人生を送るためにすべきことを、分かりやすく説いた本。 目次(抜粋) 1 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった2 バカ真面目の洗脳を解け3 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ4 「自分の時間」を取り戻そう5 自分の分身に働かせる裏技…

『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 』苫米地英人 / 開拓社

目次(抜粋) Step.1 イライラ、怒り、嫉妬…… 生産性を下げる 「感情のゴミ」を捨てるStep.2 満たされなさと焦燥感…… 「他人のモノサシ」というゴミを捨てるStep.3 変わりたいけど変われない…… 「これまでの自分」というゴミを捨てるStep.4 自分に自信が持てな…

『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』ベンジャミン・ハーディ / 訳・松丸さとみ / サンマーク出版

この本は ストイックな自己啓発書である。 目次(抜粋) はじめに・意志力が役に立たないわけPart1 人間は「環境」の産物Part2 意志力に頼るのをやめるPart3 「外的力」で驚異的なブーストを図る10年間の研究の結論・もっと効果的に、永続的に、自分を変えるに…

『時間革命 1秒もムダに生きるな』堀江貴文 / 朝日新聞出版

タイム・イズ・ライフ! 今までの時間の使い方、時間の捉え方を改めてハッピーになろう! これまでの自分を超えて新しい生き方を選択しよう! シンプルに言えば、本書のテーマはそれだと思う。 「自分時間」と「他人時間」 好きなことをしている時間を、自分…

九州の雄と最後のサムライ

何日か前、首里城全焼のニュースを職場で見ました。で、たまたま居合わせた同僚と、NHK大河ドラマ『琉球の風』の話になって、それから『西郷どん』にまで及んで、最終的に島津氏の話題になりました。 島津氏は鎌倉時代より続く家柄で、九州の雄です。初代忠…

ばっど・めですん

突然ですが、ボン・ジョヴィの『バッド・メディシン』をご存知でしょうか?たまーに耳にしたとき、よく違法薬物を連想したものです。英語が全くわからないときだったので。でも、そういう内容の楽曲ではありません。 "Bad Medicine" 歌詞翻訳 Bon Jovi https…

雑論2:『史上最強の哲学入門・東洋の哲人たち』と仏教関連の映画、手塚治虫『ブッダ』など

とても楽しい本です。一気に読めます。 著者の他の本も紹介したいところですが、それはまたの機会ということに…今回は飲茶さんの著作『史上最強の哲学入門・東洋の哲人たち』の序盤についてのみ、感想を書いていきます。全部書いたら、ネタバレになるので。 …