The Peripheral
説明しようとするとややこしい世界だ。
時は西暦2032年。主人公はアメリカ合衆国のド田舎で暮らす女子フリン。生活は苦しいが、VRゲームはとてもうまい。ある日、多額の報酬と引き換えにあるゲームをプレイすることになる。
ここからはネタバレだが…
それはゲームではなかった。
フリンは意識を、未来のロボットというかアンドロイドに転送され、アンドロイドとして未来世界でのミッションを遂行するハメになる。
要するに、タイムスリップは肉体ごと未来や過去に行くのだが、『ペリフェラル』では、意識が時空を行き来するのだ。
意識だけだから、致命傷を受けても、肉体は傷つかないけれど、精神的なダメージから免れることはできない。
ちなみに、わかりやすくアンドロイドと書いたが、作品内においてそれはペリフェラルと呼ばれる。
フリンは未来の陰謀&家族を襲う刺客と、対峙せざるを得なくなる。
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映像のクオリティはひじょうに高い。長い間廃れることのない、先行作品が提示してきた世界観に共通する要素をも包含している。
タイムスリップとパラレルワールドが盛り込まれていて、原作が気になった。
ストーリーは所々わかり難いのだが、脳内で補完できないほどではない。あー、まー、そーいうことねー、みたいな感じで。
シーズン2があるかは不明だが、個人的には期待を以て追えるSFドラマだった。