上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『運び屋』


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■COMMENTS■


ぼくの見方が悪いのかもしれないが、個人的な感想ということで言わせてもらうと、イーストウッド、老けたなー、と。


ずいぶん前からリアルおじいちゃんだったけれど、本作品冒頭で目にしたときは、あまりの枯れ具合に正直戸惑った。


まさに時代に取り残された老いぼれである。事業はうまくいかないし、家族ともうまくいっていない。好き勝手生きてきたツケか。寂しいものだ。運転時の姿勢も、爺臭い。


ストーリーはシンプルで、イーストウッド演じるアールが、金のために運び屋となる。トランスポーターである。もちろん、ステイサムみたいな感じではない。おんぼろトラックで、地道にブツを運ぶ。


それは犯罪なのだが、当人に罪悪感はない。彼にとってブツ(ドラッグ)を運ぶ仕事は生きるためであり、深い考えがあって選択したわけではない。


彼は老いた一般人で、人生における後悔を少しでも薄めようとしているだけだ。つまり、逆転ホームランを狙って、ギラギラしているわけではない。


ただ、運び屋とはいえ、ドラッグに関わるだけにお金にはなるらしく、おんぼろトラックが故障すると、アールは立派でアメリカンなトラックを買う。車種はリンカーン・マークLTで、現時点での中古市場における相場は大体250万ぐらいだ。しかも、けっこうでかい。


アールはおそらくローンを組めないから、一括で払ったとなると、かなりの収入があったということになる。ブツを三回運んだだけで、それだ。


とはいえ、もちろん、リスクはある。犯罪だから、ばれたら逮捕される。残念なことに、悪事はいつまでもうまくいくわけではない。状況が悪化するのは一瞬だし、捜査の手もアールに迫ってくる。





アールがポークサンドをメキシコ人にすすめるシーンがよかった。一体どんな味がするんだろう?