全10巻を二時間にまとめている。
そうなると、どうしても総集編みたいになってしまう。
原作のアニメ化、実写化、映画化などは、原作と比較され評価される宿命にある。本作品は賛否両論だが、原作のファンにウケは良くない。個人的には、〝事故〟自体、嫌なんだけど…
話は変わるが
漫画や小説は映像作品より、想像力で補うところが多い。
たとえば、音。
大のサックスの音色は、漫画ならば、読者一人一人の頭の中で再生される。よって、音はそれぞれで異なる。映画では、音がそのまま提示される。
理想的な音は想像できるが、万人ウケする理想的な音を表現するのはひじょうに難しい。
本作品は色んな意味で、壁に挑んだ作品である。