大スターの通訳が、大スターの資金数百万ドルを違法ブックメーカーに賭けた、もしくは賭けるために盗んだらしく、球団を解雇された。
衝撃的なニュース
勝手なイメージだけど、普通にいい人に見えた。信頼もされていただろうに。あの、日本の英雄と親しくなれただけでとんどもない幸運なのに、何をしてるんだか…
賭博に狂う人は昔からいるし、世界中にいる。依存症の域に達すると、どうにもならない。病だ。会社の金を横領して競馬やFXに注ぎ込み破滅する人の事件を、たまに目にする。また、更に種銭を得るために人をあやめたりする人もいる。
ドストエフスキーの中編では、ルーレット賭博に狂う青年が描かれている。博打で財産を溶かしていく物語だ。ドストエフスキー自身がけっこうな賭博狂だったからこそ、生まれた作品と言える。長編ほどの迫力はないが…
ある種の人間の脳味噌は、ギャンブルの魔にハマるようにできている。いずれ破綻がくることは本人もわかっているだろうし、信頼、未来、実績、全て失うこともわかっているだろうが、結局、誘惑には勝てないのだ。