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雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

働き方


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職場に定期的に休む人がいる。

 

2ヶ月普通にきて3ヶ月休むとか、3週間文句一つ言わずにきて2か月休むとか、定期的に出勤しているのか定期的に欠勤しているのか、よくわからないことをしている人だ。

 

その人は仕事が丁寧で、性格は温和温厚で、とっつきやすい。

 

初めて長期の休みとなったときはみんな心配した。その人は神経科に通い、診断書を提出した。さほど、重大な診断名ではなかった記憶がある。数ヶ月の療養を経て復帰したときは、歓迎ムードだった。

 

だが、数週間後に再び休み始めたときは、みんな、かなり冷ややかだった。辞めさせるべきとの意見も多かったけれど、一方的に辞めさせるわけにはいかないらしかった。半年後に復帰した。

 

その人は職場で冷たくされても、黙々と仕事をする。愚痴も、悪口も、言わない。マシーンの如く、雑用をこなす。みんなも鬼ではないから、段々声をかけるようになる。言葉を交わす、雑談で盛り上がる。

 

すると、また、休む。

 

理由は決まっている。

 

「熱が出ました」

 

途中、熱から血圧、心臓、心と理由が変化していく。何度かそれが繰り返され、みんな、諦めた。きたいときにくればいいや、と。くれば仕事はする人だから、邪魔にはならない。仕事にこなければその人自身が困るだけだし、きてくれたらこちらが有休を取りやすくなるし、好きにしてくれ、と。その人はそんな空気とは関係なく、我々の気持ちを忖度することもなく、好きなときにきて、好きなときに休むのだった。

 

それでも叩かれないのは、ある種の人徳が備わっているからだろうか。不思議だ。

 

改めて言うほどのことではないが、職場では、周りに合わせるだけで事足りる。相手が望むことを機械的に行っていれば、すぐ人気者だ。そもそも、語る必要はないし、求められてもいない。欲求を充足させたり、慰めてもらったりする必要も全く、ない。疲れたら、酒を飲む、寝る。

 

きっとその人は長い休みがないと、どうにもならない性質なのだ。

 

世の中には実に色々な人がいる。

 

 

 

 

 

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