一部…
そう、たぶん一部の人々は差別、ラベリング、スティグマ、階層化が大好きである。
人間が社会に参加しないと生きていかれない存在である以上、競争と不平等からは逃れられないわけで、そういった侮蔑的な視点が備わるのは当然なのかもしれない。
昔々、一部の肉体労働は3Kと呼ばれていた。
今で言う底辺の仕事である。
しかしながら実際に、そのような職業に従事する人々は、社会からの評価をそれほど深刻に受け止めてはいない。
んな暇はないのである
多くの労働者はネット界隈で騒がれる抽象的な事象を読み流す。本気で頭を悩ますのは、目の前の問題、手で触れることのできる問題、日々のリアルな問題に対してだ。
人生は、実に難しい
なるほど、右肩上がりで成長していかれる幸運な人もいるだろう。
が、志半ばで知力、体力、時の運が尽き、それでも生きていかなければならない人もいる。
中年になって以降は余生…のように本気で思う人もいる。
成功した人はきっと毎日ウキウキしてるんだろうな
みんなそんな人生歩みたいだろうけど、まー、今さらそんなことを言っても仕方ない、というわけで、今から底辺の仕事を擁護していく!
①誰でもできるから良い
ちょっと努力すれば、たちまちできる人間になれる。特技や才能が何もなければ、誰でもできる職種で勝負するのもアリだ。できる人間になって職場に慣れたら、誰にも口出しされることはない。自分のペースで働くことができる。自由に振る舞えることは、実に素晴らしい。
②人材不足だから良い
人がいないのは、悪い面だけではない。食いっぱぐれがない、ということである。経験さえあれば、同職種の求人はすぐに見つかる。
たとえば、人材不足の極致とも言える介護職なら、人材派遣会社を利用すれば、面接にコーディネーターが同行、条件面を会社側に伝え、交渉までしてくれる。もちろん、それで正社員になることも可能である。
ちなみに、一部の介護面接官は平気で嘘を吐く。面接で年収450万を保証すると言われて入ったのにフタを開けてみたら350万しかもらえなかったというバカみたいな話を聞いたこともある。
③給料は相応だから良い
悲惨な職場はある。だが選べば、それほどひどくはない。誰にでもできて、食いっぱぐれもなくて、それでも(関東では)平均年収の中央値を超えるぐらいはもらえる。アルバイトでは厳しい額だ。
どんな職種にも言えることだが、待遇は会社によって全く異なるので、入る前のリサーチが肝要である。
残業ほぼなし
年間休日110日以上
有休消化率90%超
別に珍しかない(介護施設)
あくせく働いて貯金を積み上げて老後に賭けるのも一つの解答ではあるが、それが無理なら重荷を下ろしてのんびり歩いていくのも悪くはないような気がする。
ただ、本心を言えば、おれは働きたくない。そもそも、やりたい仕事などない。色々な仕事をしてきたが、面白いと思ったことはない。日々仕方なく働いている。
やりたい仕事や面白い仕事に巡り会えた人は幸福だと思うが、羨ましくはない。
なんかこう…
瞬間
景色とか食事とか…
そういうものから得る衝撃
刺激
要するに仕事が嫌いなのでこれからも仕事外の時間を大切にしていくことになるだろう自分の場合。