上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

周回遅れの感染者


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変な自信

この先、コロナに罹ることはないのではないかと、クラスターの現場にいても無事だった自分は思っていた。

愚かにも、自分は大丈夫という正常性バイアスの虜になっていたようだ。

根拠のない自信は冷酷な現実の大波にのまれて、あえなく藻屑となった。

 

 

まず、陰性

自分の場合、発熱してすぐの抗原検査は陰性だった。

職場から、抗原検査をして結果を知らせてほしいとの指示があったが、すぐに抗原検査キットが見つからなかったため、親類から“研究用”の安いキットをもらい、検査をした。本体先端を一定時間咥えていると、唾液を採取して陽性か判定してくれるという、お手軽なキットだった。

それが正確なのかはよくわからない。パッケージには正確性が明記されていたが、判断のしようもない。

 

この時点で、自分は陰性だった。

 

 

特徴

陰性だったので、自分はコロナではないと確信した。薬はロキソニン。朝、熱は下がるが、夜になるにつれ、体温は上昇、39℃を超える。発熱後3日間はその繰り返しだ。2日目夜辺りから喉の痛みがひどくなってきた。

自分はけっこう熱を出すし、よくインフルにもなるのだが、そういったときよりも、喉の痛みはひどかった。唾を呑み込むのも一苦労だった。飲み込みは、腫れて狭くなった喉の入口に無理矢理モノを突っ込んでいるのと同じだった。あまりにもひどいので、色々な風邪薬を飲んでしまったが、結局、ロキソニンが自分にはいちばん合っていた。

 

 

陽性

3日目夜になると、熱は落ち着いた。解熱後24時間したら、もう一度コロナの抗原検査をするように職場から言われていた。今度は神奈川県から送られてきた抗原検査キットを使った。妻が納戸にしまいこんでいたものだ。それは長い綿棒で鼻の粘膜を採取するタイプのキットだった。完全に陰性だと思い込んでいたので、深く考えることもなく、説明書きを読みながら淡々と検査をした。陽性の反応が出たときは、悪い冗談かと思ったが、よくよく自らの症状を振り返ると、陽性でもおかしくない気がした。

 

熱はひいたが、喉の痛みは相変わらず。陰性だと思い込んでいたので、家で隔離生活は送らなかった。そのため、陽性が出て一気に家族全員濃厚接触者になった。色々反省する点はあるが、今のところ、家族全員何の症状も出ていない。とりあえず今は、自分が回復して社会に戻らねばならない。