介護施設でよくあること。
残念なこと。
転倒→車いす
のパターンだ。
施設には、歩行が安定していて、ご自身のことができる方も、もちろんいる。なるべく歩くことが大切ということも理解されていて、リハにも熱心に取り組んでいる(それでも運動量は足りないだろう)真面目な方もかなり、いる。
そんな方でも、たまに、こける。こけて、何でもないならいいのだが、骨折されることもある。骨折して、歩けなくなることも、珍しくない。歩かなくなると、認知面の低下が顕著になる。
ご本人、転んだことも骨折したことも覚えていない。歩けると思いこんでいる。ムリに立ち上がってまた転倒、入院…
繰り返されるうちに、完全に歩けなくなる。
予防のしようがない。
歩ける方には歩いてもらうのが普通のことだし、止めることはできない。でも人間だから、いずれ転ぶ。軽く転んだだけで、大怪我。
何十遍もそういった負のパターンを目の当たりにしてきた。何とかならないか考えてはいるのだが、なかなか難しい。フロア居室浴室全て床が硬いので、もっと違う素材にすれば…しかし、そんな予算はない。しかし、老化や認知症の進行は止められないので、環境整備で対応するしか方法はなさそうだが…