戦争終結から半世紀後…「なぜ日本軍があんなに強かったか分かったよ」フランス人が絶句…ミャンマー国境のド田舎で元日本人傭兵が見た「ヤバすぎる光景」(高部 正樹) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
日本軍は負けた。
日本は負けた。
思えば、近世末期の外圧、隣の大国の瓦解、不平等条約…
日本国の始まりは実に多難だった。常に劣勢で、国民の負担も相当きつかった。そんな中で、我々の先祖はよくやった。格上の国々を押し除け、追い越そうとした。結果
負けた。
秀才天才の集う日本軍が負け、解体された。そんな国、なかなかない。日本の歴史教育において、自国の汚辱は強調されない。我々はアメリカのお陰で立ち直り、繁栄することができた、めでたしめでたし、というわけだ。
ま、日本はそれでいい。今更戦争の準備を呼びかけたところで、リアリティがない。だが、世界は違うだろう。隣国らは日本とは明らかに違う。恐ろしいことに、おそらく、日本は彼らに対抗することができない。なぜなら、周りの国がほぼ敵だからだ。我々はまた負けるかもしれないし、下手すると、まだ敗戦状態にあるのかもしれないのだ。
未来は誰にもわからないし、きっと、同時代人が意識的に歴史を決定することはできないから、指をくわえて見ているしかないのだが、どうもこの状況は気持ち良くない。気が晴れない。
統一されない国論
実戦経験のない自衛隊