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雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

介護施設事件群


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嘆かわしいことだが、介護施設発の事件が頻発している。介護職員による利用者様への暴力事件である。

 

夜勤中にTVで、ある介護職員が利用者様に暴行を加え、熱湯を浴びせて56したという報道を見た。夜勤業務中の数時間の間に起きた犯行で、利用者様は骨折と火傷を負っていた。職員は犯行後、勤務を放棄してコンビニに向かい、ATMから自身の預金80万円を引き出した。現在、逃亡中。公開手配中。

 

この事件を見た直後、自分と同僚は、当該職員が利用者様を56してカードを盗み、利用者様の金を手に入れて逃亡したと勘違いした。動機は金だと思った。ネットでもそう思っている人が多かったみたいだ。

が、続報を見て間違いに気づいた。犯行後、逃亡のために自分の貯金をおろしたのだった。ということは、怨恨が動機か。計画的な犯行ではないのかもしれない。

 

また、今朝には、ビニール袋を利用者様の頭にかぶせて56そうとした介護職員が未遂容疑で逮捕された。同僚職員に目撃されたらしい。身内を庇う風潮が濃い業界にあって、勇気ある行動だと思う。仲のいい同僚だったらスルーすることもあるだろうし、上に報告しても注意だけで済むこともあるだろう。つまり、介護施設事件群は氷山の一角なのだ。

 

 

介護というのはたとえ施設であれ、濃密な人間関係となる。すごく距離を取りにくい。主に利用者様の私的な領域で活動するため、遠慮がなくなるケースもある。普段の対人ではあり得ない暴言や無礼な対応などが、職員に見られることもある。施設では様々な研修を通して虐待防止に努めているものの、なくならないのが現状である。介護が人間関係で成り立っている以上、事件が起きる可能性はゼロになるまい。介護者の質や人手不足にも原因はあるのだろうが、個人的には、人が人を介護することがそもそもの誤りだと思っている。

 

 

生活支援には無償の愛のような尊い感情が不可欠のように思われるが、しかし、そんな感情を振りまく天使のような人はそんなにいない。

ならばいっそ、介護業務はロボットにやってもらったほうがよい。そのほうが、利用者様の尊厳も守られる。人手不足も解消される。導入と維持のコストはそれなりにかかるけれど、もし生命と基本的人権を守りたいならば、ロボット介護を実現しなければならない。

 

 

人に介護されたくない。

施設になど、入りたくない。

自由に生きたい。

人は自由であるべきだ。