上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

札幌の容疑者


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どうも相当悪口を言われていて、その夜にきれてしまったようだ。髪の毛を掴んで引き摺り回し、腕をへし折り、殴打。動かなくなると焦り、お湯をかけて目覚めさせようとした。

 

虐待をなくすためには、監視しかない。

 

廊下はカメラで、居室内は利用者様には申し訳ないがマイクで録音。“死角”をなくすしか手はない。

 

虐待の摘発はものすごく難しい。

 

利用者様が認知症だと、そもそも虐待されたことを覚えていない。日常的に虐待されていても、大怪我などの明らかな変化がない限り、またはその瞬間が目撃されない限り、露見しない。

 

険悪な人同士が密室にいて、激しい感情のやり取りが続けば、どうなるか。介護者と被介護者の関係性は特殊である。被介護者は客なのに、生活全般を支配されている。介護者が圧倒的に強い。となると、越えてはいけないラインはすごく薄くなる。支配者だから、悪口を言われたら怒りが湧いてくる。

 

 

怒りを覚えたら、離れるしかないと、研修では教えられる。物理的に、殴る前に、そこから離れよ、と。

 

だが、教育だけでは解決しない。

 

“目”が必要なのだ。