「介護って大変だねー」
介護業界外の人はよくそう言う。
彼らの言う大変さとは、仕事の難易度についての驚嘆ではなく、きつい・汚い・給料安い肉体労働者、ブルーカラーに対する同情と憐れみと同義である。
みんな、それはわかっている。
別に、だからと言って、どうとも思わない。
強制労働ではないし、辞めたくなったら辞めればいい。
仕事ですから。
家族らからの高齢者虐待 最多に 2021年12月24日 https://t.co/cpecRIXyB8
— 高空でクロール (@eigasekai_news) 2021年12月24日
ただし、家庭における介護となると、全然話が違う。
行政の思惑もあり、多くの施設が在宅復帰に取り組んでいるのだが、なかなか進まないのは家庭における介護が凄まじく大変だからである。
もちろん、被介護者のADLにもよるけれど、それとは別に、感情面や金銭の問題など、家族ならではの厄介な問題も出てくる。
私自身、親の面倒をまともに見られる自信はない。
きっと、介護の様々な問題がそこには横たわっているに違いない。利用者様の家族と接すると、大変とかいう言葉では済まないものを汲んでくれる救いがあれば…と思う。