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4-4 知性


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県庁職員には知性がある。業務内容も、野菜を売ったり牛の世話をしたりするのとはワケが違う。

 

“県職員は牛の世話する人と違う”静岡県知事発言に苦情相次ぐ | NHK | 静岡県

 

批判されるのも当然ではあるが、但し、県庁の職員になるのはそんなに簡単ではない。昔、公務員の試験問題を見たとき、けっこう面倒臭そうだなと思ったものだ。県庁職員に知性がある、とする意見自体はそんなに間違ってはいない。

 

問題は、野菜を売る人や牛の世話をする人と比較したことである。

 

この世には様々な差別がある。職業差別など、昔からあった。綺麗事を並べ立てても、心の中では職業を序列化し、己の設定した下の階級を敵視、もしくは蔑視している人もいるだろう。そんなの、よくあることだ。事実、誰でもなれる安月給の職業は軽く見られ、選ばれた人しかなれない特別な仕事は崇拝される。

 

だが、差別を口に出しては、いけない。表では、どんな仕事も尊いと言わなければならない。それがわからない人は知性がないと言わざるを得ない。 

 

自分は仕事が嫌いだ。仕事自体が、嫌い。どんな仕事も、好きになれない。興味も、ない。遊んで暮らせるなら、そうしている。昔から労働というものに全く熱意が持てなかった。仕方ないからやっている。どんな仕事も極めるところまではいかない。自分のような人間にもまた、知性のカケラさえないのだった。