イジメ
昔から延々と繰り返されてきた社会問題、もしかしたら人類誕生とともに生まれた問題、かもしれません。
なくせ! と叫んでなくなるものでもないので、やっぱり、被害に遭ってしまったら、すぐに逃げるのが上策かと思われます。
被害者はマジメで、責任感のある人が多そうですが、そこにいればひどくなる一方だし、目指していた出口は既に塞がれている可能性もあるので、一旦、背負っているものを全て放り投げて、一刻も早く環境を変えてほしいです。
んなこと簡単に言うな、と言われるかもしれないけれど、つらいところにいても得るものはあまりない。根性? んなものは他でつければいい。
たとえば、自分の職場のような介護業界では、そこそこイジメがあります。同僚にも、昔イジメられていた人がいます。彼は、加害者どもが辞めるまで数年間続いた凄まじいイジメを、たった一人で耐え抜きました。自分はその人のメンタルの強さを尊敬しています。その人はある日こんなことを言いました。
「最近、イジメの場面場面を思い出して、きつい気持ちになる。何かやってると、何か、勝手に浮かんでくるんだよね。あの頃に言われたこと、やられたことが。今なら、バカヤローとか言えるんだけどさ」
自嘲的な笑顔でした。
心の傷はなかなか癒えないのです。
先ほども書きましたが、集団には勝てないので、耐えるのではなく、傷の浅いうちに逃げることを強くお勧めします。
最近のイジメはSNSまで駆使するので、本当に被害が大きいし、陰険だし、むごいです。加害者はターゲットの苦しむ表情や姿を見て喜んでいます。彼らがいちばん嫌がることは、あっさりいなくなられることです。彼らにとって、これほどつまらないことはありません。音も立てないで姿を消すことで、一泡吹かせることができます。理不尽な攻撃を頑張って引き受ける必要はありません。人は自由であるべきです。逃げることも、人生に必要な戦略の一つです。