上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

痴漢と間違えられた青年の映画『それでもボクはやってない』を観て


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今週のお題「夏を振り返る」

思えば、今年の夏から、はてなブログを始めたんです。
が、未だによくわかっておりません。
やってるうちにわかってくればいいかな、と。


さて、本日も邦画の感想を一つ…


それでもボクはやってない』2007年(日本)

監督 周防正行 / 主演 加瀬亮


感想

・電車には滅多に乗らないけれど、あの空間の中で「この人、痴漢です!」と言われたら、咄嗟に「やってません」と言い返せるか微妙だ。堂々と否認できたとしても、周りは信用してくれないだろうし、駅員に引き渡されるのは間違いない。

・ここで駅員についていくと、たとえ無実でも、ほぼ有罪になるようだ。はっきりとは覚えていないけれど、ある弁護士さんが、名刺を置いて立ち去る(逃げる)ようにと、注意換気をしていた覚えがある。

・立ち去るときは、決して人を傷つけないこと。ホームに飛び降りないこと。周囲の市民は〝私人逮捕〟つまりあなたを捕まえることができます。正義感の強い人があなたに向かってくるかもしれませんが、くれぐれも、突き飛ばしたりしないように。

・やってないのになんで逃げないといけないんだよ! という気持ちはわかります。わかるけれど、仕方ない。映画でも描かれていますが、やっていないことを証明するのは、ひじょうに難しいからです。

・逮捕されたら、周りの人々に痴漢と思われます。痴漢冤罪には、そういう怖さがある。しかも、疑いを晴らすことは絶望的です。やってもいない罪を認めないと、長期に亘って拘束され、会社にばれ、家族にも迷惑がかかります。へたすると、一生、痴漢扱いです。

・痴漢がなくならないこと。それがいちばんの問題です。身動きのとれない満員電車で見ず知らずの、わけのわからん奴が触ってくる。正直、想像しただけで怖い。いい歳したおっさんのおれでも怖い。



・この作品はかなり、リアルらしいです。この手の世界に詳しそうな方々が、口を揃えておっしゃっているので、間違いないでしょう。