昔
そんなんでもなかった映画が、今になって傑作扱いされていると、ちょっと面白い。上の世代、たとえば親も、そんなふうに感じていたのかもしれないと、ふと考えたりする。
猛暑もぶっ飛ぶ人気の「ホラー映画」ベスト3…堂々トップは邦画の金字塔だった! https://t.co/75xwA6RnuM #日刊ゲンダイDIGITAL
— 高空でクロール (@eigasekai_news) 2022年8月7日
邦画の金字塔とは
『リング』のことだ。
確かに、大ヒットした。
社会現象にもなった。
でも、怖いか?
貞子の登場シーンが良いのか?
ビデオテープがそれっぽいか?
ま、昔、傑作とされたホラーも、今見たら厳しいものが多いと思う。あの『ゾンビ』でさえ、学生時代に友達に観せたら嘘っぽいと一蹴された。マジかよ!
自分が子どもの頃はホラーもスプラッタもTVでガンガン放映されていた。その中でも『悪魔の棲む家』はベタで悪くなかった記憶があるけれど、今おすすめできる自信はない。つい先日、ダリオ・アルジェントの作品を観ていたら、寝落ちしていた。最近のハイテンポな作品に慣れすぎて、もはや昔のホラーにはついていかれない体質になっているようだ。
そういえば、昔々ビデオ屋のホラーコーナーに『食人大統領アミン』があった。内容はよく覚えていないが、食人系でもホラーでもなかったような気がする。あえて確かめる気はないが。
昔のビデオ店にはホラーよりも、いかがわしい作品があって、何かの事件で規制が入ったらしく、ある日を境にそのコーナーが消えた。それが自主規制なのか法的なものなのかはよくわからない。そのときは規制したところで、精神病質者を抑えることなどできまいと思ったものだが、どうなんだろう?
銃乱射事件で注目「AR-15型ライフル」の売上は10年間で1300億円以上 https://t.co/BcZwKXFXEn
— 高空でクロール (@eigasekai_news) 2022年8月11日
たとえば、タバコのCMを制限したことで禁煙率が上がったとするならば、規制には一定の効果が認められるのかもしれない。
もちろん、いかがわしいテープとホラーは別モノである。ホラーの金字塔群を徒に規制しても全く意味はないだろう。