気分が塞いだときの対処法、みたいな記事をネットでたまたま見かけた。
よくわからなかった。
色々書いてあったけれど、共感できなかった。そもそも、なんで人は気分が悪くなるんだろう? 心というものは時として厄介だ。
気分が良ければ、どんなに恵まれていないように見えても、幸福である。幸せかどうかは、気分で決まる。
だが、気分転換の方法はたくさんあるが、これだ!というのはない。証明されていない。
つまり、幸せを確実に感じられる、これだ!という方法はないことになる。
歳を重ねると、情緒が乱れやすくなる傾向にある。怒りっぽくなったり、落ちこみやすくなったり、すぐに傷ついたり。気分をコントロールすることは至難の業。物を動かすように扱うことはできない。
以前は修行や鍛錬で何とかなると思っていたが、どうもそういう問題ではなさそうだということに最近気がついた。
こじれた気分を何とかするのはとても難しいけれど、もしかしたら良い気分を増やそうという試みは現実的に可能かもしれない。
簡単に言うと、気分良く過ごそうと心がけて生きることである。もはや自己暗示であり、気が悪くなることを前提とした防御的姿勢でもあるが、解脱して涅槃に至るよりは…
せめて毒のない魚が釣れれば気分も回復するのだが…