上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『KRISTY クリスティ』


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■ 2014年のアメリカ映画
■監督 オリヴァー・ブラックバーン
■主演 ヘイリー・ベネット



■COMMENTS


アメリカの、とある町の大学生たちは感謝祭に帰省する習慣らしいのだが、ジャスティンは経済的な理由から帰ることができなかった。


彼氏もルームメイトも実家に帰り、学生寮には彼女一人。いくら祝日でも、寮に学生が一人きりになるなんて…と思わないでもないが、よくわからない。連休らしいし、ゴールデンウィークみたいなものだろうか。とにかくこれでホラーの舞台は整った。ある程度、閉じられた空間でなければならない。簡単に逃げられるようなところでは、ホラーにならない。


実は寮にジャスティン以外の学生はいないが、警備員などのスタッフは三名いる。みんな、いい人たちだ。ホラー映画において、いい人たちは、裏切り者か、生贄になる可能性がひじょうに高い。果たして、彼らはどうなるのか…


ジャスティンは感じのいい女子で、警備員と仲がいい。コンビニに行くときも、警備員の欲しいものを聞く。“炭酸とパイね。いいわ、買ってきてあげるわ”みたいな。


だが、コンビニには行かないほうが賢明だった。彼女はそこで怪しい女と出くわす。夜にサングラス、顔はピアスだらけ、パーカー。明らかに、本作品のファントムである。間違いない。そいつが、寮に侵入してくる。仲間とともに。狩りのために。ネットはつながらないし、車も使えない。ジャスティンには逃げることしかできない。始めのうちは…


KRISTY クリスティ(字幕版)

KRISTY クリスティ(字幕版)

  • メディア: Prime Video


ずいぶん古典的な作品である。ホラー映画はホラーであることをすごく意識していて、登場人物が先行作品に言及することも、珍しくない。そうなると、どうしても、パロディやオマージュの空気が漂ってくるのだが、この作品にはそれがない。真剣である。変化球も、ユーモアもない。真正面から真面目に取り組んでいる。面白いと感じるかどうかは、観る人次第である。


個人的には嫌いではなかった。俳優さんは洗練されているし、テンポも悪くない。もうちょっとびっくりさせてくれたら、もっと自然に終わってくれたら、また印象は違っていたかもしれない。とはいえ、尺は短く、さっくり観ることができるホラーだった。