上空でクロール

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『それでも夜は明ける』の感想


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2013年公開

監督
スティーブ・マックイーン

主演
キウェテル・イジョフォー

作品について

舞台はアメリカ。北部の〝自由黒人〟ソロモンが誘拐され、南部に奴隷として売られ、プランテーションで約12年間、労働させられる映画。原作は、ソロモン・ノーサップ自身の体験記で、翻訳版のレビューによれば、ちょっと読みづらいようだ。


12(トゥエルブ)イヤーズ・ア・スレーブ

12(トゥエルブ)イヤーズ・ア・スレーブ


当時、差別はすさまじかったに違いない。その中でソロモンは、限定的であれ、自由を得ることができた、ということは、先駆者的な存在だったと推測される。


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ソロモンは音楽家であり、有能でもある。
奴隷となっても、能力を発揮する。白人に目をかけられたり、反対に妬まれたりする。いくら仕事ができても、自由は得られないし、白人に対抗することはできない。当然、奴隷は辞めることも、許されない。所有主に従うしかないのだ。


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外界から遮られ、農園の中でひたすら酷使される。自由に食べることはできず、自由に歩くこともできない。
ソロモンはそんな生活を約12年、耐えた。耐え忍んで、自由を得、自伝を執筆した。彼の解放を助けたのは白人だった。白人が動かなければ、彼は名を知られることもなかっただろう。


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ところで、夜は明けたのだろうか?



では、また!