2009年公開
監督
J・J・エイブラムス
・宇宙を舞台にしたサーガの遺伝子を継ぐ作品。オリジナル・ストーリーとは、別の時間軸の物語。ある人物のタイム・スリップによって、パラレル・ワールドが生まれた。
個人的な感想
・単純に映像が美しい。きれいな映像で破壊が描かれると、どうしようもなく、わくわくが…
・冒頭は特に力が入ってます、連邦の船が襲撃されるシーン、人がふっとんで宇宙の藻屑となるシーン、耳尖ったやつ(ロミュラン人)が槍みたいなので攻撃するシーンなどなど。
・敵艦に特攻して果てる若き大尉と、この状況で産気付き出産する(ジムを生む)彼の妻とのやり取りが、『アルマゲドン』のラスト・シーンのような、普遍的で良質な悲しみを与えてくれる。
・バーでの女を巡る喧嘩という、些細なシーンが気になって…というのも、最近そんなシーンばかり観てて…。アメリカ人て、バーでしょっちゅう喧嘩するんでしょうか?
・ジムは素行不良なのに有能な人物、との設定。
・どの宇宙人も、どことなく地球人に似ている。耳を尖らせても、言い回しを工夫しても。(子供のころはそんなこと考えなかったのになあ…)
・緑色の女子に一瞬びっくり!!
・士官候補生たちを見ていたら、懐かしの『スターシップ・トゥルーパーズ』を思い出した。仮に宇宙軍が創設されたら、制服はきっと似たような感じになるんだろう。
・船長がロミュラン人の戦艦に交渉のために呼び出されるシーンの繰り返し。繰り返しは基本的な技法ではあるけれど、効果をあげています。
・デルタ・ヴェガ…奇跡的な出会いとタイム・スリップ…ワープに転送…これはこれで、面白い。
・人間ドラマが、よく言えば、ドラスティックというか、ワイルド!
・危機の切り抜け方が予想の斜め上。まるでやばい推理モノのトリックを見させられているような…でもこれはこれで…
・正直、懐かしさは感じなかったけれど、個人的には楽しめました。
・さて、みなさんは『スター・ウォーズ』派?『スター・トレック』派? それとも『V』?
・もう一度、昔のSFを観直したくなる作品でした!
『スター・トレック』関連
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では、また!