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医師がタイムスリップするドラマ。全11話。
現代日本の医師・南方仁(大沢たかお)が幕末で治療・手術を行う。見せ場は、限られた設備・物資をうまく使って、現代医療を施すところだ。
南方仁が接する偉人たちも魅力的に描かれている。
毎回感動ポイントがあって、外さない。
コロリ(コレラ)に苦しむ江戸など、新型コロナに喘ぐ今の日本とダブる。感染症との戦いでは、敵の姿は見えないし、足音を聞くこともできない。相手は未知の存在なので、はじめのうちは原因が全くわからない。敵を知るまでに時間は過ぎていき、犠牲が膨らんでいく。
梅毒や敗血症に関しても、同じことが言える。
幕末の時点でペニシリンは開発されていない。南方仁は幕末に存在しないペニシリンを生み出す、つまり歴史を変えることに躊躇しつつも、命のため、医のため、青カビからペニシリンを抽出、治療に役立てる。
火事場ではトリアージを用いて、人々を救う。人命を救うことに対する強い思い・熱意が、びんびん伝わってくる。登場人物みんな、ハイ・テンションである。
もちろん、未来が変わる・変わらないといったタイムスリップものの醍醐味を味わうこともできる。
いざ、完結編!!