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本書では、S&P500やダウのインデックス・ファンドをiDeCoや積立NISAを使って運用することを推奨している。つまり、低コストのインデックス・ファンドと節税により、リターンの最大化を目指すということである。
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積み立て投資で重要なのは、毎月の積立額と、積立期間である。3000万円作るためには、月に3万円を30年間超積み立てるぐらいの覚悟がいる。人生は平坦ではない。金もかかる。それでも薔薇色の老後のためには、粛々と積み立てなければならない。
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米国株(S&P500)がこれまでのような好調を維持できるかは不明だ。未来のことはわからない(が、成長はするだろう)
そこで、S&P500かVTIかオルカンかという悩みが出てくる。その悩みが勉強のモチベーションとなるも、勉強のために情報を集めれば、また新たな悩みが生まれ、煩悩に苦しめられ、うまい話に誘惑され、夢を見て…
※夢、という単語が出てきたので、余談として言わせてもらうと、個人的にはQLDに期待しています。もちろんQLDという選択、つまりナスダック100へのレバレッジ投資は、本書の主旨からかけ離れたものとなります。
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iDeCoのメリットでありデメリットでもある点は、積み立てたお金を原則、60歳まで引き出すことができないことである。月々の積み立て額は調整できるが、ある程度の計画性がないと、iDeCoに苦しめられることになりかねない。iDeCo貧乏なんて、洒落にならない。
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来年度の法改正で、iDeCoの使い勝手が良くなるようだ。会社に書類を書いてもらわないと始められなかったこともあり、これまで利用していなかったけれど、内容次第では始めてみようか…(たとえば特定口座のやつをiDeCoで)
株というと、ハイリスク・ハイリターンのイメージだが、インデックス・ファンドは時々ハイリスク・概ねローリターンである。元本割れのリスクは常にある。得をしない可能性も、じゅうぶんある。