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雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『ちょっと今から仕事やめてくる』2017年 日本 / 監督 成島出


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ブラック企業で、しんどい日々を送る営業マン青山(工藤阿須加)。毎日ノルマノルマノルマノルマノルマ…部長(吉田鋼太郎)のパワハラは当たり前。まるで軍の教官である。しかも、取引先までの交通費は自腹で、残業代は一切支払われない。


こういう会社に入ってしまったら、やめるに限る。給与だって、そんなに高くないだろう。無責任なこと言うなよ、と思われるかもしれないが、パワハラにあって我慢する方は大抵、責任感が強すぎる。


我々労働者には人権があり、雇用主との契約に基づいて仕事をする。相手がこちらの人権を蹂躙したら、または契約に違反したら、抗議しなければならない。抗議が面倒なら、逃げるしかない。退職代行サービスが生まれたのは、必然だ。時代が求めているからだ。


だが青年青山はがんばる。眠れない夜、どうにもならない自問自答。疲れきって、ホームから飛び降りようとするが、間一髪、偶然、元同級生の山本(福士蒼汰)に助けられ、事なきを得る。


二人は意気投合し、仲良くなるが、青山の人生は好転しない。ブラック企業で延々と続くブラック営業。部長の怒号。出口の見えない日々。もはや脱け出すための方法は一つしかない!







何はともあれ、青山は親友ができてよかった。親友というのは、なかなか得にくいものだ。欲しいからといって、もらえるものではない。

それでも人が幸せになるには、やはり人が必要。人次第なのだ。

親友、恋人、配偶者、関係者によって、その人の生活が楽しいか楽しくないかは決まる。今だと、SNSも一つの社会だし、ネット・トモダチ(?)も個人の幸福に大きく関わりそうだ。


但し、自分は趣味の情報収集と鈍った頭の体操のためにネットを使っているだけなので、ネット・トモダチについてはよくわからない。ネットで意気投合した人とゲレンデに行ったものの、全然盛り上がらなかったという暗い過去がある。