上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『オンリー・ザ・ブレイブ』2017年アメリカ / 監督 ジョセフ・コシンスキー


スポンサーリンク

COMMENTS

アメリカでは、山火事が頻繁に起こる。消火活動に当たるのは、森林消防隊だ。

本作品はアリゾナの森林消防隊を扱った映画で、実話を基に描かれている。



個人的には良作だと思うし、泣けたが、救いのない話ではあるので、そういった映画を観たくない気分のときは、全力で避けてもらいたい。



では、内容に軽く触れていく。


主人公はヤク中の青年ブレンダン(マイルズ・テラー)。もちろん無職で、女の子を妊娠させるが、できることは何もない。女の子はブレンダンに頼らないで無事、女の子を生む。ブレンダンは親心が芽生えたらしく、消防隊の面接を受ける。

消防隊の指揮官エリック(ジョシュ・ブルーリン)は理解のある男で、犯罪歴のあるヤク中ブレンダンを追い返さない。訓練(山道マラソン)に参加させる。ブレンダンは隊員についていかれないが、なんとか完走する。ガッツを認められて、消防士となる。


ブレンダンは過酷な訓練に耐え、山火事の消火活動に参加。山火事は火との戦いだが、風の存在も厄介だ。風向きと風の強さによって、火は予想外の動きを見せる。炎が麓の家々を飲み込むこともある。


エリックは熟練の指揮官だ。彼の考察は戦略的であり、合理的だ。要求されるのは、知力・体力・時の運(古い)か。


ブレンダンは現場での活躍により、隊に打ち解けることができた。どうしようもなかった若者が一人前になっていく姿は実に美しい。素直に心を打たれる。


オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版)

オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Prime Video



この映画は、グラニット・マウンテン・ホットショットという森林消防隊に所属する隊員たちの、勇気と友情と男気を描いている。彼らは家族と故郷と誇りのために山火事と戦う。下心はない。大切なもののために戦う。ただ、それだけだ。合掌!