上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『真昼の死闘』


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■1970年のアメリカ映画
■監督 ドン・シーゲル
■出演
クリント・イーストウッド
シャーリー・マクレーン


■COMMENTS

舞台はフランス占領下のメキシコ。

ヒルな主人公、メキシコ革命を率いるフアレスの登場、ドタバタな展開など、マカロニの風味が強い作品である。少なくとも、ぼくの思い描く西部劇とは、一味違う。


ホーガン(クリント・イーストウッド)はある日たまたま、荒野でならず者どもに襲われていた女(シャーリー・マクレーン)を救う。いい女だ。でも彼女は尼僧。シスター・サラと名乗る。


ホーガンは表情こそニヒルで、口も悪いが、親切な漢だ。シスターを放っておくようなことはしない。シスターが、反乱軍を支援したことでフランス軍に追われていることを知ると、また助けてやる。

そして、フランス軍の要塞襲撃計画を持ちかける。ホーガンの目的は大義ではなく、金だが、シスターは計画に乗る。


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ドン・シーゲルイーストウッドという組み合わせは『ダーティー・ハリー』を思い起こさせるが、本作品は趣が違って、緊張感やシリアスさの欠如が逆に個性となっている。


闘いと言えるほどの闘いは最後までないし、しかもそれは真昼に行われたわけではない。内容を観ないで邦題をつけたとしか思えない。原題は

“Two mules for Sister Sara”

muleには騾馬以外にも、頑固者という意味がある。それは無論、ホーガンを指す。

うがった見方をすれば、シスターは乗り心地が悪いと言って、旅の途中で騾馬から驢馬に乗り換えた。つまり、最終的にはホーガンも捨てて他の男に乗り換える、といったことを暗示した題名なのでは…


個人的にはそんなことを考えつつ、二人の後ろ姿を見送った。