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介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『ヒトラーの忘れもの』2015年デンマーク・ドイツ / 監督 マーチン・サントフリート


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What's it about ?

敗戦後、デンマークの捕虜となったドイツの少年兵らが地雷の除去作業をさせられる映画(生存率約50%)

ヒトラーの忘れもの(字幕版)

ヒトラーの忘れもの(字幕版)

  • 発売日: 2017/06/06
  • メディア: Prime Video

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1945年

デンマークナチス・ドイツの敗戦により、5年間に及ぶ占領から解放された。

戦後、デンマークの捕虜になったドイツ兵(主に少年兵)は砂浜に連れていかれ、ナチスの埋めた地雷の除去を命じられる。

地雷の総数はおよそ220万。
連合国軍の上陸を阻止するのが目的だった。

デンマーク人はドイツ兵を嫌っている。
ドイツ兵の中に地雷除去経験者はほぼいないが、配慮などしない。地雷除去の訓練中に失敗することもある。すなわち、死ぬということだ。命がとても軽い。

捕虜2000名のうち、約10名が、デンマークの軍曹ラスムスン(ローランド・ムーラー)の元に送られる。あどけない少年たちだ。

地雷は砂浜に埋まっている。埋めたほうも大変だっただろうが、取り除くほうはもっと大変である。少年兵らは鉄の棒を砂浜に突き立てて地雷を探す。彼らに課せられたノルマは45000個。ラスムスンは全て除去されたら帰国を許すと約束する。

地雷除去作業は危険極まりない。
ちょっとしたミスで手足が吹っ飛ぶ。


時にはデンマーク兵から虐待を受ける。敗戦国の兵には何をやっても許されるようだ。ジュネーヴ条約はどうなった?


静かな流れの中で、少年が犠牲になるという理不尽さが降り積もっていく。


ラスムスンはドイツ嫌いだが、少年らに同情し、心を開く。渋くて、かっこいいおっさんである。おっさんと少年兵が砂浜に座って談笑するシーンは実に微笑ましいが、もちろんそのまますんなりと話が進んでいくはずもない。甘さ控えめの映画である。