上空でクロール

映画の私的感想ブログ

『トレイン・ミッション』2018米英仏 / 監督 ジャウム・コレット=セラ / 主演 リーアム・ニーソン


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トレイン・ミッション

マイケル(リーアム・ニーソン)は、60歳で住宅ローンを抱え、息子の私立大学進学を控えている(大金が必要)にもかかわらず、リストラされ、陰謀に巻き込まれます。


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つまらないような、面白いような人生です。普通のおっさんはちょっと走っただけでバテますが、主人公は元警察官なので、そんなヤワではありません。

ただ、見た目は疲れたおじさんです。

繰り返される日常、日々襲いくる支払いの心配、リストラされた家族想いの男が会社に行くふりしてバーで時間潰し…

アイルランド出身のマイケルがやっと手に入れた幸福。それが崩れ去る危機にさらされている。

頭の中はマニーでいっぱいである。


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そんなある日、電車内でジョアンナ(ヴェラ・ファーミガ)という見ず知らずの女に話しかけられる。彼女がミッションの伝達役だ。ミッションは一見、大したことはない。“大金と引き換えに、乗客の中から一人の人間を捜し出してほしい”。それだけだ。それで、報酬は10万ドル。悪くない。悪くないが、きな臭い。怪しい。マイケルも、話に乗るつもりはなかったが…


スピーディで、先が見えない展開。追い込まれるマイケル。逝っちまう人々。観客は手に汗握り、アドレナリンがふつふつと…


だが中盤辺りで、待てよ、と。


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観ていて気になったのは、黒幕の知能。『フライト・ゲーム』の犯人もそうだが、頭がよろしくないなー、と。そもそもマイケルではなく、もっと信頼できる人間に仕事を任せればよかったのに。強大な力を持っているくせに、計画は杜撰極まりない。マイケルにやらせる意義が全く見出だせない。一応、答えは用意されているけど、それではなぁ。陰謀系の作品にアラがあるのはきついところです。





監督のジャウム・コレット=セラとリーアム・ニーソンのタッグは『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』に続いて四度目。


エリザベス・マクガヴァンサム・ニールといった脇役の存在が嬉しいかぎりです。