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雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

魑魅魍魎


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魑魅魍魎(ちみもうりょう)

 

画数が多い。書けと言われたら、魅ぐらいしか書けない。意味は様々な化け物・妖怪だが、おぞましい人間を喩えるときに使われることもある。

 

日本の古代において

妖怪は確かに、いた。

 

世界は個人個人の認識で成り立っている。私の世界は私が見て作り出したもので、実際に正確かどうかは相対的にしか証明できない。当然、あなたの世界はあなたの想像であり、あなただけのものである。だから

 

妖怪は古代においては存在していたのだが、時と共に我々の認識に占める割合は減り、今ではおそらく、限りなくゼロに近くなった。

 

が、脅威は完全に去ったわけではない。妖怪みたいな人間が残っている。もしかしたら、妖怪より危険かもしれない。同族嫌悪という言葉もある。

 

世界には喜びもあり、その逆もある。大きな喜びもいずれ失われ、最終的には持ち物全て、この体からも離れることになる。

 

魑魅魍魎とも、永遠に踊り続けることはあり得ない。全ては時と共に変わり、自分から離れていく。

 

危機的な状況に置かれている場合は直ちに安全な場所まで走らなければならないが、そうでない、絶え間なく打ち込まれるジャブみたいな不幸せも厄介である。

 

人は喜びにも、苦しみにも、執着する。いずれ消えるのだから、こだわっても仕方ない、と言ったところで、どうなるものでもない。

 

どうにもならないものをどうにかしないと。心の平和を勝ち取ることはできない。

 

魑魅魍魎を反芻しているときは、魔に魅入られているときだ。

 

手放せば、勝てるというのに。