りゅうぜんこう
イエメンの漁師が海で127kgの『龍涎香』を引き揚げた。それはアンバーグリスとも言われ、天然の香料として高値で取り引きされる。特に現代では、捕鯨がされていないので、マッコウクジラを捕まえて体内から取り出すことはできない。マッコウクジラが排出し、海に漂うそれをたまたま発見するか、海岸に打ち上げられているのを運良く見つけるか、どちらかしか、入手する方法はないのだった。
そもそも龍涎香とは?
マッコウクジラの腸内で生成される。消化できなかったタコやイカの嘴などを分泌物で包み、排出したものである。見た目はう○こみたいで、臭いもきついようだが、時間の経過とともにかぐわしくなるようだ。
価値
シャネルの香水の原料にも使われているそうで、先述したイエメンの例では、約1億6500万円でアラブの貿易商が買い取った。拾ったものがそんな高値で売れる例は他にあまりないだろう。
重くて、臭いようだが、夢はある…かな?