上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』


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■2012年の日本映画
■監督 土井裕泰
■出演
阿部寛
新垣結衣
溝端淳平


■COMMENTS

夜。スーツ姿の男・青柳が日本橋の欄干にもたれかかっているところを、巡査が発見する。胸にはナイフが刺さっていて、病院に搬送されるが、助からない。


被疑者の青年は、現場付近で警察官の職務質問を振り切って車に轢かれた青年。彼とスーツ姿の男には接点があった。


被害者・青柳は、被疑者が派遣社員として働いていた工場の本社で本部長を務めていた。被疑者は勤務中に怪我をするも、労災の申請さえ許されず、派遣切りに遭っていた。


管理官を始めとする捜査一課は被疑者に動機があったと断定。マスコミに情報を流して、外堀を埋める。つまり、捜査一課は、わかりやすいストーリーを流布してスムーズに逮捕する腹積もりだった。が、被疑者もこの世を去る。


マスコミは企業の労災隠しを非難。被害者である青柳の家族にたかり、苦しめる。心ない報道のせいで、青柳の子供たちは学校で同級生に白い目で見られるようになる。年頃の子供にとっては、つらいことだろう。


だが、事件は真相は別なところにある。それは家族も知らない青柳の行動に関係していた。鍵は彼が人知れずしていた水天宮参りだ。青柳の善良さ、偉大さがそれをさせた。父は強いのだ。


麒麟の翼 (講談社文庫)

麒麟の翼 (講談社文庫)


視聴後、日本橋に行きたくなった。

欄干には翼の生えた麒麟がいるという。

知らなかった…