『セイフ・ヘイヴン』2013年アメリカ / 監督ラッセ・ハルストレム / ジュリアン・ハフ×ジョシュ・デュアメル
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ラッセ・ハルストレム監督作品。同監督がメガホンを執った『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』は、そういえば良作だったなと思って、本作品を視聴。
サスペンス寄りのロマンスかと思って観たら、サスペンスの緊張感を生かした恋愛映画だった。これはこれでありか。
舞台には、こだわりが感じられる。アメリカ南部の港町。海辺のレストラン。船で来店可の雑貨屋。
人々はフランクで、お節介だ。
ケイティのようなよそ者がやってきても、すぐに受け入れてくれる。ケイティは逃亡者で、所持品はかなり限られているはずだけれど、すぐに仕事と住むところを決めることができた。そして、遠慮がちにではあるが、雑貨屋の店主であり、シングル・ファーザーでもあるアレックスと仲良くなっていく。アレックスの子供たちとも、難なく仲良しになる。
ちょっと、気持ちの切り替えが早すぎないかい? というこちらの心配をあざ笑うかのように、ケイティはアレックス一家とビーチで遊んだり、地元民と魚を捕ったりして、新天地での生活を満喫する。
この人は大物か。
悲愴感ゼロ。
男前のアレックスも、メロメロである。
だが、ケイティは逃亡者。幸せに浸っていることは許されない。追っ手は刻一刻と迫っている。彼女を追う刑事の正体は…
ここに至って、ぼくはケイティのアンチから応援者に変わった。ここに社会問題を潜ませてくるか…
アレックスはいい奴なので、ケイティが追われていることがわかっても、助けようとする。顔も心もイケメンである。
ラスト、びっくりした!