タイトル通り、バニーという園児が行方不明になる。モノクロ映画。
登場人物
アン・レーク
バニー(四歳)の母親
(キャロル・リンレイ)
ニューハウス警視
捜査責任者
(ローレンス・オリヴィエ)
保育園初登園の日にバニーがいなくなる。母親のアンが迎えに行くと、どこにもいないのだ。もちろん、アンは娘を捜し回る。
が、どうにもならないので、兄のスティーヴンを呼ぶ。兄妹で捜索するが、やはり見つからない。スティーヴンは警察を呼ぶ。
ニューハウス警視の登場である。
警視はアンと一緒にバニーの行動を推理する。迷子ならすぐに見つかる、彼はそう考えるが、警察が大々的な捜索を行っても、見つけ出すことができない。そんな折。
アンの家で異変が起きる。
バニーの荷物が持ち去られたのだ。
貴重品は盗まれていない。
警視は疑念を抱く。バニーの持ち物なんて、もともとなかったのではないか、と。可能性の一つとして、そう考える。
果たして、真実の行方は?
全編、異様で、不穏な空気に包まれている。モノクローム、カメラ・ワーク、カット割り、音楽が、作品の雰囲気を盛り上げる。
終盤は思わず、見入った。
助けてあげてー、と祈った。
ぼくにとっては、完全にホラーだった。
こいつはホラーだ…
視聴後、ヒッチコック作品を観たくなった。うろ覚えなので、ちょうどいい。