2012年(アメリカ)
監督
ロバート・ロレンツ
出演
クリント・イーストウッド / エイミー・アダムス
ジャスティン・ティンバーレイク
ジョン・グッドマン / マシュー・リラード
□ベテラン野球スカウトマンの父と、敏腕弁護士の娘。彼ら父娘の野球愛と成功。
感想
■唯一無二の存在、イーストウッド。シワもクール。老いてもクール。
■ガス(イーストウッド)はコンピュータも使えないアナログなスカウトマン。その設定が既にかっこいい。
■但し、老いは深刻である。視界はぼやけ、簡単な計算を間違え、ガレージで車をぶつける。記憶障害はなさそうだから、認知面に問題はなさそうだ。
■レンガを丁寧に積み上げていくかのように、物語は進む。ヒューマン・ドラマはこうだよなと、膝を叩きたくなる。
■しかしアメリカ映画の酒場シーンでは、喧嘩がよく起こる。
■ガスの娘ミッキーと、ガスがかつてスカウトした投手で今はレッドソックスのスカウトをしている、ジョニー・フラナガンとの、恋の過程は爽やかで、悪くない。
■ドラフト会議を使って物語を転換させるところはうまいな、と。こういうのが〝決まる〟作品に駄作はない。
■ジョン・グッドマンとマシュー・リラードが脇を固めています!
□言ってみれば、善玉が悪役をやっつける、勧善懲悪的なストーリーなので、安心して観ていられるし、すっきりすること請け合いです。