上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『マネートレイン』

■1995年 アメリ
■監督 ジョセフ・ルーベン
■出演 ウェズリー・スナイプスウディ・ハレルソンジェニファー・ロペス


COMMENTS

マネートレインとは、地下鉄の売上金を輸送する列車のことである。


ジョン(スナイプス)とチャーリー(ハレルソン)は鉄道公安官で、地下鉄で起こるスリなどを取り締まっていた。彼らは乳兄弟だ。しっかり者の兄貴がジョンで、ギャンブル狂の刹那的な弟がチャーリーである。捜査官として二人はうまくやっているのだが、上司の局長には疎まれていた。


この局長の業務はよくわからない。乗客の安全など眼中になく、マネートレインを何事もなく走らせることしか考えていないような奴だ。


そんな折、チャーリーはポーカーの負けでヤバい筋(ブラウン一味)に借金を作る。チャーリー本人にはとても返せる額ではないので、マネートレインを襲ってどうにかしようと考えるようになる。見かねたジョンが返済のために金を出してくれるものの、地下鉄の車内でスリに盗まれてしまう。ツキがない。惚れた同僚のグレース(ジェニファー・ロペス)はジョンと結ばれる。もっとも、ぼくがグレースだったとしても、きっとチャーリーは選ばない。チャーリーはマネートレイン襲撃を決行する。


ただ、チャーリーは情けない男で、ジョンに向けてマネートレイン襲撃のメッセージを残していた。もちろん、それを知ったジョンは阻止するためにマネートレインを追う。


マネートレイン (字幕版)

マネートレイン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


途中までは面白い。最終的には何か物足りなさを感じる。別に悪くはないんだが、後半、ガツンときてほしかった。局長や放火魔、ブラウン一味を掘り下げた上でマネートレインにうまく絡めてほしかった。


そこそこ、ご機嫌な映画ではある。
 

『がんばれ!ベアーズ』

◼️1976年 アメリ
◼️監督 マイケル・リッチー
◼️出演 ウォルター・マッソーテイタム・オニール


◼️COMMENTS

弱小少年野球チームが破天荒な監督の指揮によって生まれ変わり、強豪を倒していくという、実に王道的なストーリーである。



冒頭、マイナー・リーグの元ピッチャー(ウォルター・マッソー)が、ひょんなことから弱小少年野球チーム・ベアーズの監督になる。


監督の名はバターメーカー。プールの清掃員で、飲んだくれだが、子供好きで、心の片隅に熱いものを持っている。


子供達は生意気で、間抜けだけれど、根はいい奴らで、野球を愛している。悲しいほど下手くそでも、監督バターメーカーは罵ったり傷つけたりしない。


とはいえ、バターメーカーは元プロ選手。チームの問題点は抑えている。彼はチームの弱点となっていたピッチャーと外野手を補強する。それによって、ベアーズはやっと勝てるチームになった。


目標が勝利となり、バターメーカーは変わる。勝ちを意識するあまり、子供達の気持ちを踏みにじる言動が目立つようになる。この辺りが本作品のキモだろう。


がんばれ!ベアーズ (字幕版)

がんばれ!ベアーズ (字幕版)

  • 発売日: 2018/05/07
  • メディア: Prime Video


ウォルター・マッソーのやさぐれ感が、いい味を出していた。テイタム・オニールも他の少年らも、伸び伸び演じていて、好感が持てた。夏の日のグラウンドを想起させるような、爽やかな作品だ。