芸人のほうではない。
養殖された錦鯉のことである。
海外の富裕層向けの輸出が好調な錦鯉
どうしてもチューリップ・バブルを連想してしまう。
金持ちが飽きたらそれまで、である。
日本人が錦鯉を見れば、歴史なり伝統なり風情なりを感じる。つまり、錦鯉の背景にあるものに思いを馳せることができる。
ペットショップに行くと、色んな種類のメダカが売られている。メダカの品種改良は江戸時代ぐらいに始まったと記憶しているが、日本に根づいているし、いきなり価格が崩壊することはないだろう。同じように錦鯉も、日本において価値が暴落することは考えづらい。
海外ではどうだろう?
とはいえ、損するのは錦鯉を投資商品として買った人だけである。
養鯉業者の皆さんにはもちろん頑張ってもらいたいし、錦鯉が本当に好きで購入した人は日々愛でて満足してもらいたい。
錦鯉が輸出先の川に放たれて、外来魚として問題にならないことを祈るばかりだ。