上空でクロール

雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

友達いないおじさん


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ネット記事を見ていたら、友達のいないおじさんが増えていて、かわいそーみたいに書いてあった。そういう視点でおじさんを見る人はきっと、若者なんだろう。確かに若いうちは、おじさんを見て同情しちゃうかもしれない。自分とは全く違う生き物に見えるかもしれない。だが、はっきり言っておこう。そのおじさんは君の未来だ。多くの青年は、そこらのおじさんみたいになる。安心しろ。間違いなくそうなる。友達も少なくなる。おじさんには凝り性が多く、趣味に没頭しているケースも多いし、昔は親任せだったことも当然自分でやらなければならない。はっきり言って、時間が足りない。昔は楽しかった飲み会も、今や単なる不毛な繰り返しにしか思えない。つまり、飲み会などは若い頃とそう変わり映えしないから、新鮮味がない。飽き飽きしている。若いときは手に取るもの、目に映るもの全てが輝いているものだ。それが若さの特権であり、おじさんを見下す気持ちもわからないではない。だが物事を多面的に捉えてみれば、違う景色に気がつくはずだ。そもそも、他者が自分より劣って見える根拠はなんだろう。実体のない、空気みたいなフワフワした優越感ではないだろうか。簡単に言えば、世の中には幸せなおじさんもいれば、そうでないおじさんもいる。友達がいなくて平気なおじさんもいれば、寂しいと感じるおじさんもいる。みんながみんな、不幸せではない。おじさんも人間である以上、多少の個性はある。人それぞれなのだ。おじさんはよく馬鹿にされるが、けっこう傷つきやすい。ムキになるおじさんが多いのは、偉いと思っているからではなく、弱いからなのだ。自慢するおじさんが多いのは、自信がないから認めてもらいたいだけなのだ。人間のことは嫌いになっても、おじさんのことは嫌いにならないでください。