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作者はバンガード・グループの創業者である。
主張はハッキリしている。
『株式市場全体を、コストの低いインデックス・ファンドを通じて保有したら、放置せよ!』
それだけである。
本書で推奨されているインデックス・ファンドとは、S&P500指数、もしくは全米株式市場全体に連動する投資信託のことである。個人的にはオルカンも入れてもらいたいところだが、それは些細な問題である。投資で勝つには、伝統的なインデックス・ファンドを買って長期保有すればよい。
但し、それらインデックス・ファンドも、これまでのようなリターンを生み出す可能性は低いと筆者は言う。それでも、プラスにはなるだろう、とも…
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また本書では、アセットアロケーションについても述べられている。
株式○○%債権○○%
といった保有比率のことである。ぼくは精神の安定のためには債権より現金のほうがいいと単純に思っているが、どうなんでしょう?
それを考えつつ、あーでもないこーでもないといじるのも一興。