上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『マラヴィータ』2013 英仏 / 監督 リュック・ベッソン / ロバート・デ・ニーロ×ミシェル・ファイファー


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デ・ニーロ、ミシェル・ファイファートミー・リー・ジョーンズリュック・ベッソン、スコセッシ。本作品に関わるそれらのビッグ・ネームを目にすれば、数多の名作を思い浮かべることができる。


『マラヴィータ』はそんな彼らによる、アクション&コメディだ。名優らの競演が“同窓会”みたいで単純に楽しい。


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元マフィアのフレッド(デ・ニーロ)はFBIの証人保護プログラムを受けている。映画好きにはお馴染みの制度だ。重大な犯罪の証人となる代わりに収監を免れ、FBIの保護下で生活を送る。つまり


フレッドはかつての仲間(ファミリー)を裏切って証言した。当然恨みを買い、命を狙われるようになった。当局は住居と偽名を用意した上、連邦捜査官たちを張り込ませて、証人フレッドの命を守っていた。


フレッドは一人ではない。家族がいる。マラヴィータという名の犬も飼っている。家族全員が証人保護プログラムの対象である。悲壮感はない。証人保護プログラムと言うと『グッドフェローズ』のヘンリーを思い出すが、本作品は実録シリーズではない。あっけらかんとしている。そういうところに、かえってリアリティを感じる…ことはなかったけれど、本物のワルが証人保護プログラムごときで改心するとは思えない。ヘンリーのモデルとなった人物も結局、麻薬と縁を切ることはできなかった。



マラヴィータ (字幕版)

マラヴィータ (字幕版)

  • メディア: Prime Video



作品の舞台はノルマンディで、一家はうんざりしつつ地元の人々と接する。地元民は嫌な奴ばかりだ。そう描かれている。妻マギー(ミシェル・ファイファー)も娘も息子も、そんな市民どもにきれて報復する。


マギーは家事、子供は学校だが、フレッドにはすることがない。一日中、うちにいる。暇人はろくなことをしない。ある日、古ぼけたタイプライターを見つけ、自叙伝を書き始める。そしてあることがきっかけとなって所在がばれ、殺し屋どもに狙われることになる。



ハチャメチャで、てんこ盛りな作品だ。愉快なところもあるのだが、細部までは描かれないので、こちらの感情を動かすまでには至らない。つまり、軽い気持ちで視聴するにはもってこいの作品である。個人的には、ミシェル・ファイファーの泣き顔が印象に残った。その顔、あの映画でも見た!的な…いわゆる既視感だ。