上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『THE ICEMAN 氷の処刑人』2012年 アメリカ / 監督・脚本・製作 アリエル・ヴロメン / マイケル・シャノン×ウィノナ・ライダー×レイ・リオッタ


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実話に基づく映画。ということは、かなり脚色されているのだろうが、映画にするほどの軌跡を残した人物であることは間違いない。


時は60年代。アメリカのニュージャージー


とあるダイナーに一組のカップル。男は不器用だが優しく、女のほうは若干前のめりで、洗練されていない。熱く燃え上がるような雰囲気ではない。一歩一歩着実に進んでいくような関係性だ。彼らは貧しいながらも、結婚する。


新郎の名はリッチー(マイケル・シャノン)

新婦の名はデボラ(ウィノナ・ライダー)


リッチーの仕事はアダルト・ビデオのダビングだ(妻は真相を知らない)。ネットの普及とともに、廃れていった産業である。もちろん、大っぴらにできる仕事ではない。裏社会とも、つながっている。

ある日、リッチーは手違いから納期を守ることができず、ギャングのボスであるロイ(レイ・リオッタ)に因縁をつけられるものの、度胸を認められる。

以後、リッチーはロイのために、警護と取立をすることになる。もちろん、殺しもだ。

リッチーは仕事に励む。才能というか、適性があったようで、殺し屋として成功する。米国犯罪史上まれに見る、最悪の殺し屋アイスマンの誕生だ。『トップガン』のアイスマンとは、無論、関係ない。事後の処理をするときに、ターゲットを凍らせて、死亡推定時刻をわからなくさせることと、冷酷なことからつけられた異名である。


そんなリッチーも、家庭では善き夫、善き父だ。殺しで稼いだお金で、家族に贅沢な、申し分ない暮らしをさせることができた。高級スーツに身を包み、友人らにリッチなディナーをおごる。殺し屋も、うまくいっているときは、よく笑う。


だが、いいときは長続きしない。


不手際から、ロイに解雇される。リッチーは途方に暮れる。彼は殺しのほかにできることがない。殺しをしないと、ゴージャスな生活を維持することができない。彼はまた殺し屋になる。


THE ICEMAN 氷の処刑人(字幕版)

THE ICEMAN 氷の処刑人(字幕版)

  • 発売日: 2014/07/02
  • メディア: Prime Video


ウィノナ・ライダーは年を重ねても、ウィノナ・ライダーだった。もちろん、かつてのピチピチ感はなく、幸薄い雰囲気(失礼)をまとい、狂人めいた目つきをしているものの、若き日に強烈な光を放った女優さんとしては、色々あったにせよ、比較的順調なほうだろう。今後の活躍にも、大いに期待したい。