上空でクロール

介護福祉士による雑記ブログ。主に、映画・本・時事。目標は1000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

『教場』長岡弘樹 / 小学館文庫


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『教場』

警察学校を舞台とした作品。


目次

第一話 職質

第二話 牢問

第三話 蟻穴

第四話 調達

第五話 異物

第六話 背水

エピローグ



感想(ネタバレ)

本作品は連作であり、一話ごとに主人公(視点)が異なる。彼らの共通点は、風間教場の生徒であること。


風間が受け持つクラスでは、実に様々な事件が起きる。3年B組なみに問題児ばかりだ。但し、風間は、問題児であっても、警察官としての適正がある者はやめさせない。


大抵どの話も、生徒間の争い・対立になっている。風間教官はそこに介入していく。


たとえば、第一話では、紛失物から落ちこぼれの事件を未然に防ぐ。第二話では、思い込みで無用な事件を招いた女子生徒を救う。第三話では、結果的に、キレるととんでもないことをやらかすような危ない奴を学校から追い出すことに成功する。


不気味で、シニカルで、時として滑稽な風間という教官を通して、我々読者はシビアな世界を垣間見ることができる。


ひどい教官ではあるが、そういう人間も警察には必要なのかもしれない。人が良いだけで勤まる仕事ではないだろう。



キムタク主演のドラマ『教場』の感想
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