『キャノンボール』1981年アメリカ・香港 / 監督 ハル・ニーダム
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What's it about ?
草レース“キャノンボール”の全容。
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80年代の映画。81年公開。
最近の車映画に慣れた目で視聴すると、さすがに時代を感じるが、冒頭、黒いランボルギーニ・カウンタックの爆走はクールだ。いい音させているし、アメリカンな女の子が乗っているところもいい。
キャノンボールはメチャクチャなレースだ。距離は5000km平均時速140キロ。警察に捕まらないで、一着でゴールすれば、優勝。賭けも行われる。
出場者はキャノンボーラーと呼ばれ、一癖も二癖もある。マジメに観てはいけない。これは、おバカな映画であり、牧歌的な作品なのだ。
Wikipediaによると、日本での興行収入は、同年公開された『レイダース / 失われたアーク』『ロッキー3』を上回ったらしい。香港ではこけた(笑)みたいだが、日本ではヒットした。
では、キャノンボーラーを紹介しよう。ここで紹介するのは、出演者の一部である。
J.J.マクルーア
(バート・レイノルズ)
救急隊員に変装して参加。
変装したのは取締対策の一環。
マシンはダッジ・トレードマン(救急車)改
フェンダードーム
(サミー・デイヴィスJr.)
こちらは神父を装って参加。
相棒のジェイミー(ディーン・マーティン)は元F1ドライバーという設定。
フェラーリ308GTS
シーモア・ゴールドファーブJr
(ロジャー・ムーア)
ロジャー・ムーアの芸名で007にも出演した英国人俳優。ややこしいが、ロジャー・ムーアがシーモアを演じ、シーモアがロジャー・ムーアの芸名で活動している。
アストンマーティンDB5
ジャッキーとミスター・ブー
(ジャッキー・チェンとマイケル・ホイ)
日本人コンビという設定で、ハイテク車を使用。全然ハイテクに見えないのは、ご愛嬌。日本車のチョイスがなかなか渋い!
スバル・レオーネ4WD(北米仕様)
ジルとマーシー
(タラ・バックマンとエイドリアン・バーボー)
冒頭のランボルギーニ・カウンタックを運転していたセクシーな二人組。
お色気作戦で警官の取り締まりを逃れようと画策。
ほかにロールスロイス・シルバーシャドウなんかも登場するが、なんて言えばいいんだろう。このレース、高級車が出る必要はないかもしれない。
ハリウッドと香港映画スターの競演を楽しむことができる映画…ではあるんだけど、ジャッキー・チェンは大して活躍しない。
一応カンフー・シーンが用意されていて、ピーター・フォンダ(カメオ出演)と戦うが、それを観て満足できるファンは少ないと思う。
「編、導、演・成龍」の映画ではないから、仕方ないだろう。
本編とは関係ないけれど、パメラ(ファラ・フォーセット)の歯並びが美しく、色は真っ白で、笑顔が印象的だった。
フォースと共にあらんことを!!