What's it about ?
やり手のロビイストが強大な敵に挑む。
CAST
エリザベス・スローン / やり手のロビイスト
(ジェシカ・チャステイン)
シュミット / スローンの雇い主
(マーク・ストロング)
エズメ・マヌチャリアン / スローンの部下
(ググ・バサ=ロー)
COMMENTS
ロビイストとは、ロビー活動を行う人のこと。彼らは団体・組織から依頼を受けると、議員に近づいて依頼人の希望に沿うように働きかける。
本作品の主人公エリザベス・スローンは有能なロビイストで、強い。戦う人生を選び、ぼろぼろになりながらも勝ち続けている。話し方が独特で、しばしばテンション・マックスになり、ぎくりとさせられる。とにかく強気である。ジェシカ・チャステインが見事に演じている。配役に間違いはない。
スローンは銃器推進派から依頼を受けるも断り、反対に銃規制強化法案推進派のロビイストとなる。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』を出すまでもなく、銃社会アメリカにおける銃器関連業界には、とてつもない力がある。スローンの敵は強大だ。敵側のロビイストはかつての仲間で、彼女を本気で叩き潰そうと躍起になっている。
スローンに友達はいない。恋人もいない。たまに男を買う。春を買って、キャリアのために捨てたであろう生活に思いを馳せる。たとえば、家庭…
スローンにとって、全ては仕事のためにある。クールな生き方だ。人の気持ちを踏みにじっても、勝ちに執着する。手段は選ばない。その点は観る人によって、評価が割れるだろう。だが彼女の強さは本物だ。とことん叩かれても、潰れない。
ジャンルはサスペンス。スピーディで、目を離すことができない。目まぐるしい展開。気を抜いたら置いていかれる…という焦燥感を、存分に味わうことができる。まさにサスペンス。ちょっと出来すぎだが、まー、非難するほどでは…
- 発売日: 2018/04/03
- メディア: Prime Video
- この商品を含むブログ (1件) を見る
結末を迎えたとき、スローンについてもっと知りたいと思った。過去はもちろん、未来(結末の先)が気になって仕方ない。