☆少女マティが父の仇を追う!
感想
マティの意志が強い。父を奪った犯人・チェイニーに対する執念は、見上げたものである。父を想ってメソメソする場面など、どこにもない。
まだ14歳で、満足に銃を扱うことさえできないが、この子こそ、トゥルー・グリット=本物の勇者だと思った。
マティ(ヘイリー・スタインフェルド)を助けるのは、連邦保安官のコクバーンとテキサス・レンジャーのラビーフだ。
ジェフ・ブリッジスが隻眼のコクバーン役を、マット・デイモンがラビーフ役を務めている。
単なる好みの問題かもしれないが、上記三人が集まると、すぐに内輪もめが始まり、冗長な印象を受けた。
とはいえ、明快なストーリーなのに、小ぢんまりとした仕上がりにはなっていない。これまた好みの問題だけれど、後日譚が作品に奥行きをもたらしている気がした。
そういえば、本作品は、ジョン・ウェイン主演『勇気ある追跡』のリメイクだが、観ていないので、残念ながら比較することはできない。
ジョン・ウェイン自体、何年も観てないなあ…