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雑記ブログ。目標は100000記事。書きたいときに書き、休みたいときは休む。線路は続くよ、どこまでも。

悪をやっつける映画5選!


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悪い奴を倒す映画は星の数ほどありますが、
今回はそんな作品群の中でも、“個人的にハッとした映画”をピックアップしたいと思います!

1『七人の侍』1954年日本
監督 黒澤明

侍が七人集まって、百姓のために、野武士と戦う映画。見所は村での決戦になるかと思われますが、日常のドラマも面白い。

菊千代(三船敏郎)をはじめ、個性的な面々が大活躍します。娯楽作品としての完成度が、ひじょうに高く、ファンも多い。

笑って泣ける作品です。


2『スター・ウォーズ 』1977年アメリ
監督 ジョージ・ルーカス

騎士物語然としたストーリーだが、世界観を支えているのは、剣と魔法ではなく、ライトセーバーとSFである。ちなみに、ここで言うSFとは、ファンタジーと同じ意味だ。

そもそも、多くのSF作品は一種のファンタジーである。ワープもタイム・スリップも、魔法と変わらない。映画に登場する宇宙人が実在していると本気で信じている人は、たぶんいまい。

但し、だからつまらないと言うつもりはない。むしろ、空想だから楽しいのだ。特に本作品は娯楽として、楽しめるだけではない。SFを社会現象にまで押し上げることに成功した、偉大な作品である。記念碑的なSF映画として語り継がれることは、間違いない。


3『許されざる者』1992年アメリ
監督 クリント・イーストウッド

西部劇。イーストウッド無双を観ることができる。社会の抑圧者を蹴散らす終盤では、カタルシスさえ覚える。

イーストウッド演じる農夫・ウィリアム・マニーは若い頃、列車強盗をしていた筋金入りのワルだ。けれども、しばらく観ていると、義賊のように捉えている自分に気づく。なぜだろう。弱者に優しいからか…

彼を改心させた妻とは、一体、どんな人だったのだろう。


4『グラン・トリノ』2008年アメリ
監督 クリント・イーストウッド

頑固な老人コワルスキー(イーストウッド)は、ラオス系少年少女と交流を持つ。

ギャングが少年にいやがらせをしたら、守ってやる。ギャングにとっては、当然おもしろくない。結局、報復を招き、少女が深く傷つく。

コワルスキーは自らが犠牲になることで、ギャングに復讐する。イーストウッドの出演作品で、そういう“倒し方”が見られるとは意外だった。後味はかなり苦い。


5『ボーダーライン』2015年アメリ
監督 ドゥニ・ヴィルヌーブ

法執行者のストーリーの裏には、復讐者のストーリーがある。つまり、法の枠内で事件を解決しようとする側の話と、チャールズ・ブロンソン的に復讐しようとする側の物語とが、並走し、時には交わって火花を散らす。

結局、最後はまっとうな警察官が、復讐者に完全にのまれる。

抽象的に言うと、無法地帯では、法<拳銃であり、撃てない奴は所詮、腰抜けなのだ(ごめんなさい)。



感想に関しては、完全に個人の意見です。
個人的には、どの作品も、繰り返しの鑑賞に耐え得ることができると思います。