上空でクロール

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『宇宙人ポール』2011年英米製作のSFコメディ / 監督 グレッグ・モットーラ


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出演者でもある、サイモン・ペッグニック・フロストが脚本を担当。

※主演はサイモン・ペッグニック・フロスト


感想

・グレアム(ペッグ)とクライヴ(フロスト)は親友。二人ともSFオタクで、コミコンに参加して大いに盛り上がり、UFOスポット(エリア51ロズウェル)を車で巡る。ちなみに、コミコンとは、コミック・コンベンションのこと。


・旅の途中で、おっさん二人はポールに出会う。ポールは陽気なエイリアンだ。特殊能力がある。息を止めれば、プレデターのように、景色に同化することができる。ヒーリング能力もあり、ぐったりした鳥を生き返らせた。また、『E.T.』の件でスピルバーグに助言したり、『X-ファイル』のモルダー捜査官を考え出したりと、大衆文化に貢献した顔も持っている。彼らはポールと友達になる。

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・三人で旅を続ける。途中、狂信的な父親に束縛された生活を送る、隻眼のルース(クリスティン・ウィグ)が仲間になる。実はポールが政府に追われているので、旅というより逃避行だが、危機感は全くない。基本、コテコテのコメディなのに、しんみりするシーンも用意されている。ポールは超能力でルースの左目を見えるようにしてあげる。

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アメリカ名物、酒場の喧嘩シーンでの危機を乗り越え、彼らは目的地へ向かう。



・毒気のないコメディであり、パロディ的な要素もある。宇宙人との交流を描いた先行作品があるからこそ、成立し得た映画と言っても、過言ではない。