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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』スコセッシ×ディカプリオの5作目 / 実在の人物をモデルとした、金まみれのヤバい人生…


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2013年(アメリカ)

感想

・約3時間の映画。絶対寝おちすると思っていたが、楽しくて一気に観ることができた。

・主人公ジョーダン・ベルフォート(ディカプリオ)は大金持ちになる。金儲けは才能がないとできないし、金があれば上質なサービス・商品を買うことができる。金が全てではないが、ないよりは、あったほうがいい。ジョーダンも劇中でそんなことを言っていた。だが勝者は一握りだ。

・ジョーダンは金持ちの家に生まれたわけではない。中流の出である。ハーバードなどの出身ではないが、能力はそこそこあるようで、証券会社に就職してブローカーの資格を取得する。但し、その会社は資格取得直後に倒産。
店頭株(ペニー株)の仲買人として再就職し、金を稼ぐようになる。ジョーダンには、株を売り込むための話術が備わっているのだ。



・そんな折、ジョーダンはドニー(ジョナ・ヒル)と知り合い、会社を設立。詐欺的な手口で、成功をおさめる。もちろん、それだけでジョーダンは満足しない。従業員を雇い、一から教育し、規模を大きくして、莫大な利益を得る。
彼は、高級車、豪邸、美女、クルーザー、ク◯リなど、欲しいものを手に入れ、人生を謳歌する。まさに成り上がりだ。興味深いのは、犯罪で成り上がった人がやりそうなことを、ジョーダンもしている点である。やがて、悪事は露見する。

・『グッドフェローズ』のヘンリー(レイ・リオッタ)は捜査協力と引き換えに、証人保護プログラムを受けることになるが、ジョーダンが得たものは大幅な減刑だった。
彼はヘンリーと違い、金持ちだ。刑務所については、金の力で乗り切ることができた。出所後は金の稼ぎ方(経験談)で生き抜くことができる。ジョーダンは人間的にはゲスかもしれないが、サービスとして提供可能なスキルを有していることは間違いない。



ジョーダン・ベルフォートの著作


スコセッシ×ディカプリオの4作目・感想

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