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『ペンタゴン・ペーパーズ / 最高機密文書』スピルバーグ監督作品 / 戦時下に報道の自由を守る!


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2017年(アメリカ)

監督
スティーブン・スピルバーグ

出演
メリル・ストリープ / トム・ハンクス

ワシントン・ポスト報道の自由を守り抜く。

感想

ペンタゴン・ペーパーズ=ベトナム戦争に関する機密文書のこと。噛み砕いて言うと、政権関係者の欺瞞の記録。

ペンタゴン・ペーパーズの作成と漏洩の原因は、ベトナム戦争の泥沼化にある。もしアメリカが優勢だったら、ペンタゴン・ペーパーズが漏れるどころか、作られることさえなかったはずだ。

■前半は込み入っている。ワシントン・ポストの新規株式上場(IPO)の件が、どうしても流れを悪くするというか。物語上、必要なのはわかるが…

メリル・ストリープ(ワシントン・ポスト社主)が、男社会からの軽視・抑圧の中で重大な決断をする。

■時代的に当然と言えば当然のことですが、アフリカ系の人々が新聞社やオフィス街にはいない。戦地には何人もいた。

■2010年代にベトナムを扱って、それなりに評価されるということは、相当前の戦争であるにもかかわらず、まだまだ需要があるということか。

■平たく言うと、ワシントン・ポストが国家機密を記事にするか、しないか、という映画。

ニクソンは相変わらず人気がない



□新聞社の人々が、報道の自由を国家から勝ち取った意義は大きい。ただ、現代人としては、マスコミを盲信するのも危険かなと思ったり思わなかったり(どっちだ!)。