☑️たとえば……
入浴介助中、利用者様の右手背に2cm×2cmの皮下出血を発見した。
ナースに声をかけようと見ると
アズノールを塗ったり髪を乾かしたり
とても忙しそうだ。
流れを止めたら、嫌な顔をされるかもしれない。
でも…
顔色を窺っている場合ではありません。
速やかにナースに報告しなければなりません。
報告して記録。
報告書を作成します。
そういったマニュアルを遵守することで、仮に事件性の高いケースに巻き込まれても、自分を守ることができるのです。
☑️されど、皮下出血
利用者様は皮膚損傷のリスクが高いです。
薬剤の影響で、皮下出血ができやすい方もいます。
ご自分で四肢をぶつけて皮下出血ができることもありますし、介護士がぶつけて皮下出血を作ってしまうこともあります。
常日頃から皮膚状態を観察することが大切です。
特に入浴のときは服を脱ぐので、皮膚を注視できる絶好の機会です。
皮下出血は大きな損傷とは言えないので、あまり気にされない家族もいますが、事件・事故の芽である可能性もあります。
見過ごさず、公にして、共有すること。
その繰り返し、積み重ねが、よりよい支援につながっていくと思います。